#5 楽曲分析のポイント〜ブルグミュラー「すなおな心」〜
こんにちは!ピアニストのさいりえ(@smomopiano)です。
このマガジンは、ピアノを楽しみたい、がんばっていきたいと思うあなたにちょっぴり役立つ情報を動画やテキストでシェアしていきます。
そして、ご登録の会員さまのご質問やご相談に答えたり、リクエスト曲を使ったたりしながらコンテンツにしていくサロンです。
8月もオンラインレッスンサロン、進めていきます!
今回のnoteは「楽曲の分析について」。
分析には慣れが必要なので、このオンラインレッスンサロンでも、いろんな曲を用いてさまざまな角度からお話していきたいと思います。
第1回はブルグミュラーの「すなおな心」を使って、旋律や和声の分析と、そこから演奏にどう生かすか?ということを書いていきます。
・かんたんな解説テキスト
・動画解説(6分半)
動画は会員の方のみの限定公開です。
ここで紹介する視点を、ほかの曲の分析にもぜひ生かしてください!
ブルグミュラー25の練習曲より No.1「すなおな心」
Twitterに演奏をアップしています。
ひとこと解説はこちら。
この内容を、くわしく解説していきます。
旋律について
旋律がどのように作られているかを見ます。
・形や音程を見る
・和声を見る(和声音と非和声音)
・リズムを見る
・モチーフの展開を見る
〈形や音程を見る〉
上行形?下行形?
音程は、なだらかな順次進行?それとも?
「すなおな心」の中では、3度+2度下行進行の形で、優しく穏やかな性格が表現されています。
また、発展する中で音程がぐっと離れて上がったりして、感情の起伏が表れています。
〈和声を見る(和声音と非和声音)〉
旋律の中には、
・和声音
と
・非和声音
があります。
非和声音は和音の中にない音。
たとえば、ドミソの和音の上で「ドレミファソ〜」と歌うとき、レとファが非和声音です。
非和声音は邪魔者ではありません。むしろ、表情や彩りを与えてくれます。
この「すなおな心」でも、経過音や倚音を見つけてみます。
〈リズムを見る〉
旋律がどのようなリズムで書かれているか?も、旋律のキャラクターに大きな影響を与えます。
※「すなおな心」の場合、リズムの変化は少ないため今回は説明していません。なだらかに進んでいきますね。
〈旋律・モチーフがどのように展開されているかを見る〉
同じモチーフが別の高さで出てきたり転調したり。
反行、拡大、縮小、一部のみ出現など、いろんな表れ方をします。
「すなおな心」でも反行形が出てくるので、注目してみてください。
和声について
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