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掴む!

勝ち始めたら、それを続けよう!

これだっていう何かを掴んで、作品が評価され始めたら
掴んだパターンを動かさないこと!
調子に乗っていろんな面白さのパターンを試したくなって
一番いいパターンで自分の作品を印象づけるチャンスを失わないことが大切だ。

そのままの自分でいいと思った瞬間から創作の後退は始まってしまうけれど
勝ちパターンだけはそのままに向上を目指すべきなんだ。
いい作家、いい絵描きには一目でそれとわかる独自のパターン、固有の見せ方があり、それこそが作家性という根っこから作品が生まれ育った証でもあるのだ。
だから自分のスタイルがあるということは恥ずべきことではなく誇るべきことなのだ。いろんなものがいろんな形で描けることが読者にとって素晴らしいわけではないってことだ。
最高の結果が出ると次はまるっきり違う方向性で勝負したくなる気持ちはわかるが、それは自己満足でしかないのではないかと己を問い直してみて欲しい。
違うことをやろうとするあまりに君の本質からズレたものになってはいないか?
それは君の作品を好きになった読者にとって望む作品なのか?
いつだってまず読者だ!

自分の生み出した面白さのパターンが読者の求める面白さとシンクロするということはなかなかないし、それを見つけたらそれは君の作家としての主柱となるべき大切なことなんだ。


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