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【休職・復職のきろく】休職に至るまで:その1

私は去年〜今年にかけての約2ヶ月、休職をしていた。現在は復職&部署異動し、ようやく1ヶ月が経過したところだ。
今回は改めて、休職に至るまでを振り返ってみようと思う。少し長くなるので分けます。

初めての転職

2020年、私は新卒から10年以上務めた会社を辞めて、人生初の転職をした。前職は大手のシステム会社でシステムエンジニアとして働いていた。お給料はそれなりに高かったが、その分残業や夜勤も多く、また特定の業界に特化した業務であったため、他の業界のことも知りたいと思ったことから転職を決めた。

入社してすぐの組織変更

さて、ここから心機一転!と思い入社したところ、1ヶ月足らずで組織変更。転職面接等々で私を評価をしてくれた役員・上司とは違う部門となり、新たな上司の元で働くことになった。チームの規模は小さく、上司+私の2人体制。加えてほぼフルリモート。当面は現行の業務・システム理解から始まり、徐々に実業務を担当していくようになった。

半年経って雲行きが怪しくなってきた

当時担当していた業務で、他部門へ向けたプレゼン資料の作成を行った。初版として出した資料の出来がその人の求めていたレベルに達しておらず、その後とにかく毎日ダメ出しを受けた。ダメ出しに加えて「君こういうこと苦手でしょ」「俺の時間を奪ってること分かってる?」「俺なら30分で終わる」……正論かもしれないけど、その言葉は必要かな?という言葉が気になった。でも実際に私ができていないのは事実だし、これを乗り越えれば成長できる!と考えて、休日の時間も使ってなんとか仕上げた。
その後くらいから、毎日の業務報告の仕方から仕事の進め方、チャットの文面まで、とにかく重箱の隅をつつくような指摘が続いた。
だけど、当時それらを愚痴として吐き出せる社内の人が私にはいなかった。チームは2人だけ、だけど言っていることは正論なので私が悪いとしか思えず、どんどんネガティブな思考になり、自信が少しずつなくなっていく感覚があった。ネガティブにものを考えてしまうことも時間の無駄だとその上司からは言われた。
この頃には、4時頃に目が覚めると仕事のことを考えて寝付けなかったり、朝一度ベッドから出るものの、始業ギリギリまで横になって、昼休みもさっさと食べてまた横になる……というようなサイクルになってしまっていた。

心療内科へ

ある日、朝から1時間超のダメ出しを受けた。そのウェブ会議から退出した後、涙が止まらなくなった。大声を出して泣いて、机やソファを叩きまくった。その様子を見たパートナー(同じく在宅勤務)が、早退してでも病院へ行くべきだと言ってくれた。が、ダメ出しされたものをそのままにしていくわけには行かないと思って(今なら全然行っていいよ!と思う)、泣きながらそのタスクを終えて、終業後に近くの心療内科へ行った。
簡単なテストのようなものを行って、先生と話をして、適応障害との診断を受けた。適応障害とうつ病の違い、ストレス因から離れることが望ましいことなどを丁寧に説明してくれ、愚痴を言える人が社内に居るといいんだけどねぇ……とも言われた。診断書出して休みますか?と聞かれたけれど、朝から時間が経って少し落ち着き、まだ頑張れると思い、不安を和らげる薬の処方だけをお願いした。朝晩2回の服用でまずは様子を見ることに。
確かに薬を飲むと朝まで眠れるようになった。相変わらず上司とのコミュニケーションはうまく行っていないけど、朝に薬を飲んでおけば、よくも悪くも少しは聞き流すこともできるようになった。ただ、相変わらず始業前は憂鬱だし、昼休みや仕事終わりも仕事のこと……というか上司に言われたことや言われるであろうことが頭の中にあって、落ち着いた気持ちになれることは少なかった。この頃から、仕事そのものに向き合うのではなく、上司に何を言われるかを第一に考えてしまうようになっていた。

その2・その3へ続きます。


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