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「○○問題」って見出しにすれば、なんか社会派な話題について書いてるみたいに見えるから

北海道ではコロナ感染者の数が非常に落ち着いてきている。もちろん、まだ全く安心できる状況ではないのだが、とりあえず新規感染者が少なくなってきたというのは良い傾向だと信じたい。

私の職場も今月頭からはテレワークを終了し、出社となっている。オフィスに行くというのは自分にとってなかなかの労力なのだな、と再認識した。

外に出るようにもなったし、久々に何か書いてみようかな、と考えた。この2週間弱であったことを、ダイジェスト風に。

1、喫茶店の有線が客層とミスマッチ問題

健康増進法の施行により、飲食店でほぼタバコが吸えなくなった。そんな中、未だに「全席喫煙」で営業してくれている喫茶店が会社の近くにある。主なメニューが、ラーメン、カレー、日替わりの3種しかない店なのだが、価格もそこそこ安く、何よりタバコが吸い放題なのでかなり重宝している。案の定、客層は、おっさんか、老人しかいない。

にもかかわらず、この店の有線は歌謡曲や演歌等ではなく、めちゃくちゃJ-POPで、しかもちょっと選曲が古い。何故かわからないが、かなりの確率でFLOWの「GO!!!」が流れる。00年代のアニメ『NARUTO -ナルト-』の第4期OPテーマである。

店員も含めて平均年齢60歳オーバーの店に響き渡る「We Are Fighting Dreamer 高みを目指して」はもはや天国への階段という意味合いが出てくる気がするし、店内でうとうとしてるお婆ちゃんの動きが縦ノリに見えてくる。もしかすると、店内にいる老人たちは全員忍者なのかもしれない。

2、置いておくだけで充電される充電器超便利問題

何一つ問題ではないのだが、使っていたiPhoneの充電器が壊れた。接触が悪いのか、最初だけ「充電開始!」みたいな顔をして、実際にはサボっていることがほとんどになっている。夜寝る前に充電をしたはずなのに、朝になると全く仕事をしていない。もし私が経営者なら、そんな社員は即刻解雇である。そんなわけで、電機屋で「上に置いておくだけで充電できる機」を購入した。これが、感動的なまでに便利だ。

これまで私は、iPhoneの下のちっちゃい穴にケーブルを差し込むという過程を経なければ充電ができなかった。それが、ただ丸い板の上にiPhoneを置いておくだけで、朝にはフル充電されているのである!もう、働かないケーブルに悩まされることは無い。これぞ、働き方改革。効率的なライフワークバランスの実現だろう。

こういうちょっとしたストレスを減らしていくことで、身心のバランスを維持していくことも大事だな、と感じたのと同時に、私自身が充電できない充電器と見なされないようにちょっと仕事を頑張ろうと思いました。

それでなくとも、去年、今年と弊社に入った新入社員が優秀過ぎて、自分の存在意義をしっかり考えなければと感じているので…

3、隣人すっかり静かになった問題

過去にこのnoteでも書いた隣人「monkey&dogs」が非常に静かになった。多分、私以外の住人から苦情が殺到したのだと思う。そりゃそうだ。私の住むマンションの全員が、そいつらの奇声をサンプリングして曲を作ろうとしているわけではない。そんなわけで、最近は非常に静かな夜を過ごしている。

ただ、ここで問題なのは、一番被害を受けていた私は一切苦情を言っていないのに、この隣人には苦情が届いてしまっていることである。これは実は由々しき事態で、隣人にとって私が「口うるさい奴」になってしまっている可能性があるのだ。むしろ私は、ただその声を録音してサンプリングし、曲を作ろうとしていただけの善良な隣人なのに、である。

これを、それとなく伝える手段は何かないだろうか、と考えているのだが、今のところまだ良い手は考え付いていない。多分、生活パターンが全く違うので顔を合わせることも無いし、向こうもそんなに気にしていない可能性はあるが、なんとなく腑に落ちない気持ちになっている。

4、オッサンという生き物の危うさ問題

オフィスの入っているビル内の喫煙所が解放されたので、ちょこちょこ行くようになった。そこで聴いた、2人とも50代半ばくらいの、会社ではそこそこの役職についていそうなオッサン同士の会話だ。

A「非常に気を遣う世の中になったね」

B「そうだね、女子社員と話すときは本当に気を使うし、もう飲み会にも誘えないな」

A「女性だけじゃないよ、若い奴らに対しては相当気を使ってるよ。飲み会にはやっぱり誘いにくいよね」

B「十年前には許されていたことが、もう全部だめになってきているね」

喫煙所でされていたこの会話に、オッサンという生き物の危うさを感じた。

十年前にも、許されてなどいなかった、ということに気付いていないのである。多分、本当に無自覚になされた会話だと思うのだが、こういうことなのだな、と感じた次第。私が新入社員だった十数年前に、夜中の3時に三軒茶屋に呼び出し、ボコボコ殴って「帰っていいよ」と言ったあの上司も「許されていた」と思っていたのだろうな、と。

会社というコミュニティの中で、こういうオッサンが上にいるのは非常に大変だろうなと感じた。それと同時に、自分も既に十分オッサンであるという自覚を持ち、危機感を持って生きていく必要があると考えた次第。

ただ、現実としてオッサンはオッサンで、日本のヒエラルキーでいうと最下層に位置付けられてしまっている問題もある。オッサンであるということが、既にハンディになりつつある世の中だ。世の中の風潮が平等に向いていく中で、今後は「オッサンの権利」みたいな話が持ち上がってくる可能性も無くは無いな、と思った。

5、西野カナは時代が生んだバグ

ふと頭に浮かんで、自分の中で全てに納得がいった言葉。それ以上でもそれ以下でもないです。


こんな感じで、下半期も頑張っていこうと思います。よろしくお願いいたします。



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