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お菓子も回帰するのだ!〜砂糖を減らす

2月25日(木)日差しは暖かいが空気が冷たい。
先日「2030年未来への分岐点」というテレビ番組を見た。私たちの暮らし方は「飢餓の国と飽食の国」の矛盾した現実を容認している。人道的な問題ではない。地球環境のバランスを壊し人類全体の生存を脅かしているという。2030年までに対策を取らないと手遅れになる、まさに「未来への分岐点」にまでさしかかっているという内容だった。

番組の中で、個人のとっても地球環境にとっても良い「推奨される摂取食物とその量」の表が出た。2019年の『ランセット委員会報告書』によるプラネタリー・ヘルス・ダイエットというもの。この委員会は「健康的な食事と持続可能な食料生産について世界規模で科学的開発」を行っているそうだ。先進国では現状の8割(日本は7割)に減らそうとあった。

自分の食生活と照らして恐ろしくオーバーしているものは、肉類と砂糖。

魚類は28グラム、卵は13グラム、肉類は赤身肉14グラム、鶏肉などの白身肉を29グラムと推奨している。ざっというと週に4日はお肉もお魚も摂らず、残りの3日をお魚の日・お肉の日・鶏肉の日とする感じ。年齢的に毎日動物性のものを食べたいとは思わなくはなったが、数字で示されると「食べ過ぎ」を指摘されているようで身につまされる。

お砂糖は一日30gとある(調べるとWHOでは何と25g!)。厚生労働省の指針では40~50gだから、なかなか厳しい量。大さじで2杯半。みりん・コチジャンはその半分はお砂糖!以下、糖質の多い調味料を調べてみた。(100g中の糖分量)

寿司酢33g、テンメンジャン44g、甘い味噌(白味噌など)32g、カレールー41g、中濃ソース30g、ケチャップ・チリソース・ウスターソースは26g。

糖分量の少ない調味料でも、料理酒16.6g、ポン酢12.0g、濃い口醤油:10.1g
薄口醤油7.8g、玄米黒酢11.5g、米酢11.2g、白ワインビネガー8.1g、りんご酢7.9g

お菓子に回すお砂糖がないような気分になる。気分転換の「甘いもの」は果物やさつまいもなど自然の甘みを適量楽しもう。お砂糖の塊のような「お菓子」よりはずっと糖質は抑えられる。原点回帰で、干し芋を作ることにした。

おやつもう一品。醤油がけの炒り大豆を作る。
自己流。大豆を入れる時と火からおろすタイミングが難しい。
干し芋、炒り豆、先日完成したドライフルーツも乾燥剤と一緒に保存瓶に入れて、食後やお茶の時にお菓子がわりにひとつまみ。

私の体も地球も喜ぶし、想像を逞しくすると、私が食べすぎなかったことで、飢餓で亡くなる誰かの生き延びる可能性を高くしている、ともいえないかな。究極のWin-Win!

私、Win-Winっていうの、基本嫌いなんだけどね。あなたと私が勝つために共闘して誰かを負かそうねって言ってるみたいな気がして。三方よしの近江商人の哲学の方が、なんだかホッとするのです。負かされる側にいることが多いからかな。


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