百々

「百々」は洪自誠の著『菜根譚』より。『菜根譚』は「人常咬得菜根、即百時可做」(菜根は堅…

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「百々」は洪自誠の著『菜根譚』より。『菜根譚』は「人常咬得菜根、即百時可做」(菜根は堅くて筋が多い。これをかみしめてこそものの真の味わいがわかる)という汪信民の語『菜根百事』に由来。還暦を越えてなお「真の味わい」の境地にはたてないが、日々の百事の味わいを記憶に留めようと思い立つ。

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自己紹介

 一人暮らしの60代。数年前まで一人になるとは思ってもいなかった。一人暮らしを悲観してるということではない。人生にはいろいろな選択があるし、それを尊重し合うことが人付き合いのベースにある。それに、ぼんやりな私でも60数年生きてると、それなりに色々経験もしてきた。ジェーンスーさんの枕詞「人生、酸いも甘いもつまみ食いしてきた」は、私の人生にも言えるなあと思っていた。ただ、予期せぬ別れは「つまみ食い」では片付けられない。今だって「喪失感」を乗り越えたわけではない。 一人で老後を暮

    • 3月16日 動画編集、悪戦苦闘

       朝の家事は洗濯のみで、ボランティアグループの動画編集作業をしてみることにした。ボランティアなので、絶対にやらなきゃいけない、という訳ではない。メンバーが出演された講演を内輪で皆で共有するというものだったので、動画がいいかなと思ったのだ。  いくつかの動画を切ってくっつけるだけだし、前に(4年前)やっとことあるし、なんとかなるだろうという雑な見通し。けれども落とし穴は全然別なところにあった。スマホで撮った録画のデータが重すぎるのと写真の容量がいっぱいになってるのとでPCにメ

      • 3月18日 空身で動くな

         朝早くに目が覚めた。オッジャーに掃除してもらう間にベランダの植物に水をやる。風がゴウゴウ激しく吹いている。朝仕事は洗面所とトイレと風呂場のドアと敷居の拭き掃除。会計さんと会って謝礼金を預かる。担当の人から預かった領収書を渡す。  仕事は午後からだが、ご近所の方から預かった大人用おむつを福祉事業所に届けるために少し早めに出る。作業所の方から紙おむつを寄付した方のフルネームを訊かれる。お礼状を書くため。  下の名前を知らなかったので電話をしてみた。すぐに出られて名前を教えてくれ

        • 3月17日 朝の新しい日課

           先日の庭(ベランダ)仕事で、ハーブ類の株分をした。同種のものは隣同士においていたのに、次の日に水やりの都合を考えてるうちに、うっかりバラバラにしてしまった。「うっかり」というのは、いつもはちゃんとしてるけれど、「ついうっかり、今回は・・・」というニュアンスがあるような気がしてきた。私の場合は、「やっぱり」とか「案の定」というのがあっている。  それで、朝の水やりの後、右手と左手で違う鉢のミントを潰して、種類を判別する日課が加わった。かおりが同じだったら今日はあたり。全然違っ

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        自己紹介

          3月14日 京都その2 本屋さん

           京都での大切な用事が終わった。帰りの新幹線の時間まで3時間半くらいあるので、誠光社さんという個人書店を訪ねることにした。今年に入って個人経営の本屋さんめぐりを始めた。独立系書店というそう。誠光社さんで5軒目。どの書店も一歩足を踏み入れると、静かで穏やかなんだけど、密度の濃い空気に満ちてる。好奇心っていうのかな、みずみずしいものが目覚めていって体丸ごと嬉しいみたいな。  店主さんによる選書や本の並べ方というのが妙技というか魔法というかワクワクする。それに、「ずーっと気になって

          3月14日 京都その2 本屋さん

          3月14日 その1

           日帰りで京都に行ってきた。観光ではないけれど、首尾よく用事が終わったら個人書店に行く予定。スマートEXという仕組みのおかげで事前にアプリで席指定まで予約できるし、PASMOに紐づけておくとチケットも必要ない。すごい時代だよなあ。多分、私が知らない「便利なこと」は他にもいろいろあるんだろうな。  そういえば、PayPayで支払うとかも、友人たちは易々と乗り越えているけれど、私は「カード決済」というのが苦手で、大きい金額のものを買うときのカード決済が関の山だ。「お財布携帯」とか

          3月14日 その1

          3月10日 朝。 3月9日はサンキューの日

           私には大切にしているお経が2つある。一つは般若心経でもう一つは仏教の経典ではないが書家紫舟さんの書である。写真。般若心経は「無」のリフレイン、紫舟さんの書は「ありがとう」のリフレインだ。私は「無」で私自身を律し、覚悟し、許し、奮い立つ。「ありがとう」で今生のお互い様の振る舞いに言葉があることを学ぶ。 2つのお経は、私にとって一生のことであり一日のことでもある。  昨日の朝のニュースだったかで、3月9日はサンキューの日だと言っていた。紫舟さんの書が浮かんだが日記には書けなか

          3月10日 朝。 3月9日はサンキューの日

          3月5日 啓蟄 干し納め

           花壇ボランティアは雨天のために中止の連絡あり。  昨日一緒に食事をした友人に渡しそびれた煮物の残りを食べてもらえるかメールする。みんな喜んでくれて、仕事のお昼休みに取りに来るとのこと。助かる。  私は蓮根と昆布を足して煮直した。追い鰹をして火を止めて含ませて待つ。3日にいただいた青物を茹でたり、他の野菜の下処理をする。  今日は啓蟄、虫が動きだす頃だ。私は大体この時期を目安にくだものを干すのを終了する。りんご・キウイ・柑橘各種・柿。野菜は、大根・サツマイモ・晩白柚のわた

          3月5日 啓蟄 干し納め

          3月10日 

           お天気も気分も晴れやかな朝。首尾よく通常の朝仕事を終わらせることができたので、ベランダ園芸本格始動することにした。17時にはヘアーカットを予約してるので、16時終了・お風呂に入って土を落として徒歩10分もかからない近所の美容室に行く寸法。 1、土のこと 方針が定まらず、まだ手をつけられずにいた古い土は、今年もベビーリーフ用に使うことにして、堆肥と再生させた土を足してよく耕した。 他の土は、ほぼ用途を決めているので再生土と堆肥•牛肥を足して耕した。 2、株分 ローズゼラニ

          3月10日 

          3月9日 フェンネルに励まされる

           4時に目が覚めた。夜中の食べ過ぎで胃が痛い。起きるか寝直すか迷う。今日やることを思い出そうとしたけれどぼんやりしてる。日記にメモしておいたほうがいいかも。白菜を漬けるんだった。白和えベース、味噌だれも作りたい。ぼかし作りの続き。  起きる。テーブルクロスを洗おうとしたら糊を買ってなかった。段ボールが5つも溜まってる。昨日しようと思ってたお仏壇の花の水切りしてない。やんなきゃいけないこと並べ始めてどんどん気が滅入る。自分へのダメ出しはやめて端から取り掛かる。エンジンがかから

          3月9日 フェンネルに励まされる

          3月4日 気のおけない友人たち

           昨日の煮物がまだあるので、友人2人を夕食に誘うことにした。3人とも仕事帰りなので、7時集合。私は仕事帰りに食材を少し買い足して帰宅。セカストの後、後部シートを倒したままのところに仕事の荷物や買い物の荷物をどさっとおいたら鍵を下に落としてしまった。  探すのに手間取って焦る。家についたら、オッジャー(ロボット掃除機につけた名前)に掃除を頼み、ご飯の準備をする。  残り物ばかりだけど、盛り付ければ楽しい食卓だ(とは図々しいかな)汁だけは上等の生だらがあったので、大根おろしを入れ

          3月4日 気のおけない友人たち

          3月2日 お初の挑戦

           昨日届いたロボット掃除機のバッテリーを取り付けた。動かなくなったバッテリーを外すところから苦労した。インターネットの中の親切などなたかが書いてくれた「爪をおらないように」という言葉を心で復唱する。  が、爪を押してケースからバッテリを外す、なんて生やさしい原理ではなかった。仕組みをよく見ようと思って、ケースごと少し浮かすと赤と白の同線だけで本体と繋がっていて心許ない。内臓の手術をする外科医の気分だ。  もう少し自分に近づけてよく見たいけれど、これ以上引っ張ると血管が、いや

          3月2日 お初の挑戦

          3月8日 国際女性デー 

           写真は、ドライを作り始めたミモザ。ガラス瓶に乾燥剤をいっぱい入れてミモザを詰めてみた。どうすれば色が変わりにくいかの実験。  今日はとっても忙しい1日。人と会う約束が3つと仕事関連の買い物が2つ。朝、カーテンを開けたら雪が積もってて空気は冷たい。でもお日様は出そうなのでお花の水やりはパス出来ない。春に植物が生き生きと育つのは嬉しいけれど、毎日の水やりや手入れが欠かせなくなるので、朝仕事が増える。  身支度をするのに、出かける服装にするか部屋着にするかちょっと迷ったけれど、

          3月8日 国際女性デー 

          3月7日 タブレットの調子が悪い。ロゼ発泡ワインと春のお箸置き

           タブレットの文字変換の反応が遅くなって結構立つんだけど、固まって反応しなくなるようになってきた。楽しみの時間であるnote日記も、画面が固まると気持ちが萎える。動く時にメモ書きくらいして、調子のいい時に発信したい。  タブレットは、今の所しばらく休ませると治るんだけど、2020年に購入したもの。家電感覚では、まだまだ壊れないでしょうと思うんだけど、タブレットは違うのかな。その前のタブレットは主に仕事で使ってて(支給)、落として液晶に黒い雨垂れみたいのが広がってきてオシャカに

          3月7日 タブレットの調子が悪い。ロゼ発泡ワインと春のお箸置き

          3月1日 今年はミモザ開花が早い。

           今朝お茶を淹れるときに、茶柱のことを考えた。最近とんとお目にかからない。というか、茶柱のこと忘れてた。昔は縁起がいいとか言い合っていたな。なぜこの頃は見ないのかー。答えは簡単で(とかよく言うコメンテーターの人この頃見るなー。真似してみたけど、ちょっと馴染めないナ)縁起が悪いから・・・じゃなくって(と思いたい)、急須に目の細かい網がセットになって、あらゆるものを濾してくれるから。  味気ない気もしてきた。たまには昔使っていた有田の急須でも使ってみようかな。訳もなく気分が上がる

          3月1日 今年はミモザ開花が早い。

          3月3日 ひな祭り

           ひな祭り女子会に誘われた。私のお土産?は煮物。午前中に用意する。出汁は干し椎茸と昆布と鰹節。にんじん・牛蒡・里芋・蓮根・蕪・こんにゃく・結び昆布・京都で購入して冷凍しておいた蓬麩。青みに菜の花を添えるつもりで用意していたのに忘れた。ナッツの葛よせも作ってみた。ついでに、常備菜として、蓮根のきんぴらととり牛蒡。  ご飯担当の方が寿司桶を取りにみえる。届けるとお伝えしたら、借りるのは私だからとりに伺います、とおっしゃる。私なら甘えちゃうのに、この方は色々な場面で甘えないので、

          3月3日 ひな祭り