さいこう

地方の公立美術館で学芸員をしています。子育てが一段落して仕事を始めた私に、「美術館、つ…

さいこう

地方の公立美術館で学芸員をしています。子育てが一段落して仕事を始めた私に、「美術館、つまんなくない?」と言ってくる娘二人。 そうかい、そうかい。ならばまず、毎日お母ちゃんがどんな仕事をしているか、見てみましょうかね。

最近の記事

誤解される姿こそ

現場で汗水流して仕事している人が 「勝手に悪いことをしている」 と誤解されたまま放置されていることが多いんじゃないかな 現場で汗している人たちの言葉は 風に乗って消えてゆく 誤解されている人 誤解を背負って生きている人 私はそう言う人たちに用があります

    • 動いてる姿は見えれど

      人は見えない、その人の中にある「思い」で動いてる。 響く作品を作る人。 響く言葉を話す人。 その見えない「思い」を見たい その「思い」が世の中でどんなに不恰好なものでも 私はそれを好きになるでしょう

      • 展示準備が終わったー

        いよいよ明日から「アートキルト展2021 郷家啓子と北陸のキルターたち」開催です! 今回、初めて担当となったキルト展。 「いろんな人に助けられて形になったよな」とありがたく感謝ばかりです。 私はただもう妄想を抱えてオロオロしているばかりですが、それを形にする力を持つ人、センスを持つ人たち、が私のお尻を叩きながら一緒に歩いてくれるのです。なんか周りにはすごい人がいっぱいだ。 そして、キルト展の担当にならなければ深いご縁をいただけなかったキルターの先生方が、優しく強く、応援してく

        • かわいかったこと

          今日可愛いかったこと。 学校が休みの娘(高校2年生)がお昼ご飯を作ってくれるというので、お昼休みにうちにご飯を食べに帰ろうとしたその時にちょうど、新聞社の方が取材にいらしてくださって、1時半ごろにうちに帰った。 私が帰るなり娘は、待ってましたとばかりに、 「おかーさん、コーヒーフロート作ったら食べる?」 わあ、食べる食べる! お昼ご飯を食べ始めたと同時にコーヒーフロートが出てきてどう動いていいのかわからなくなってしまったけれど、 娘はもしかして私と一緒に食べたかったのかしらん

        誤解される姿こそ

          郷家啓子と栗原はるみ

          栗原はるみさんの料理は本当に好きで、たくさん本を買って、たくさん料理を作りました。 栗原はるみさんの影響で、私もたくさんのシフォンケーキを焼きました。 でも、映像で栗原はるみさんを見たことなかったんです。 仕事場のお昼休みにはテレビがつくのだけれども、初めてぐらいに動く栗原はるみを見た。 もう釘付け。 自然体で、低い声で、朗らかで、オテンバ(私の勝手なイメージです)。 で、なんかどこかでどこかでこんな人と会ったことあるぞ。 と思ったら、今展示中の郷家啓子先生でした! うん

          郷家啓子と栗原はるみ

          第6回目を迎えるアートキルト展

          の展示作業に取り組んでいます。 本当ならば、先週の土曜日(9月4日)に開催スタート予定でしたが、コロナ感染予防対策で只今休館中です。 なので、時間をかけて展示を作っています。 きっと、美術館はどこも人手不足です。通常であれば残業を重ねて時間に追われて見切って展示終了し、開催がスタートするのですが、今回は残業をせず、じっくりと時間をかけて考え、急かす事なくアーティストにこちらの要望をお伝えし、お答えいただき、進んでいます。悪くない時間になっています。展覧会にとってはいい時

          第6回目を迎えるアートキルト展

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          地方の公立美術館で学芸員をしています。 学芸員歴3年目です。 学芸員資格を取ったのは25年前です。 子育てがひと段落して働きはじめた私の姿を見て、「美術館、つまんなくない?」と冷たい言葉を投げてくる二人の娘です。 今に見ておれ。 毎日お母ちゃんが、美術館でどんな仕事をしているか、見ておるのじゃ。

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