佐伯藩 弁財天様参り「菊姫行列」。
佐伯の春は美しい。
今回は春まつりの「菊姫行列」を振り返りたい。
平成の最後、31年3月30日(土)。
さいき春まつり2019 佐伯藩弁財天様参り「菊姫行列」が行われました。
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やよい栂牟礼陣太鼓のみなさんの演奏が終わると・・・、
いよいよこの年の菊姫様の「お顔見せ」となります。
素敵ですね!実に堂々とされています。
この「第9代目菊姫様」の募集には、10名のご応募があったとのことです。
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多くの方から視線を送られるだけでなく、
相当な体力が必要であることを承知の上で、みなさんご応募されます。
そのお気持ちにすべての応募者に敬意を表したいです。
お顔見せの後は、大日寺に移動をして「法要」となります。
じつは、大日寺では、一年に一度、
「弁財天様の仏像」を本堂に安置して、法要を執り行っています。
菊姫行列は、その弁財天様にまつわる菊姫伝説を元に生まれました。
菊姫様が弁財天様に祈願、そして成就したことへのお礼参り。
その道中を再現した行列が「菊姫行列」です。
大日寺に到着し、法要の前のワンシーン。みなさんきれいです。
そして・・・
法要がはじまります。
法要が終わると、菊姫様は山車に乗り、
佐伯城三の丸「櫓門」に向かいます。
まちなかを練り歩くと、祭りの雰囲気で賑わい、活気があふれます!
こちらは、冒頭1枚目の写真の桜並木の場所です。
この人の波をかき分けて、櫓門に進んでいきます。
ここで佐伯城にお帰りになって、菊姫行列は終了です。
どのようにお帰りになっていくかは、さいき春まつりの現地にて、
その目でお確かめくださいね。
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さあ、そしていよいよ2020年は「10代目の菊姫様」となります!!
どんな方が姫様になるのでしょう?楽しみです。
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最後に・・・
菊姫行列をお手伝いさせていただく中で、最も関心させられるのは、
菊姫様だけでなく、
その行列メンバーの多くがほぼ毎年入れ替わっているということ。
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言い伝えをもとに、町おこしとしてはじまったこの「菊姫行列」。
「女性を主役」とした素晴らしい企画であります。
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新しい菊姫様に憧れるこどもたちのために、
あるいは、いつか憧れる誰かのために、
繋いでいるそういう「命の行列」でもあるのかもしれない。
(参考資料:菊姫行列実行委員会 公式サイト)
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