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ゼロ・ポジション(zero-position)

ゼロ・ポジション。

これはバレーボールに限らず他のスポーツにおいてもたびたび用いられることが多く言葉で、誰もが知っておくべきキーワードです。


ゼロ・ポジションの位置を確認する

まずはじめに、ゼロ・ポジションをイメージしてもらうために動画をご覧いただくのが最も有効だと思います。まずはご覧ください。

この動画を見て実際にご自身のゼロ・ポジションがどこなのかを体感してみてください。

ゼロ・ポジションという名前の由来

ゼロ・ポジションの名前の由来を探っていきたいと思います。スポーツコーチングに関わる方にはぜひとも知っていただきたい知識です。ゼロ・ポジションという名前の由来には2つがあります。

上腕骨(じょうわんこつ)と肩甲棘(けんこうきょく)の角度がゼロ(0)度

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肩甲骨の後ろ側には肩甲棘と呼ばれる出っ張りがあります。上記の図で赤く示したところです。そして、この肩甲棘と隣接する場所に上腕骨があります。

すると、肩甲棘と上腕骨とがちょうど一直線上(平行)になる(角度が0度になる)位置があります。このことが「ゼロ・ポジション」と呼ばれる所以なのです。

肩関節周りのインナーマッスルの筋緊張がゼロ

肩関節周りにあるインナーマッスルの筋緊張がすべてゼロとなり、上腕骨に外旋や内旋といったひねりのストレスがゼロになる位置が存在します。このことが「ゼロ・ポジション」と呼ばれる所以の2つ目の理由です。

肩を安定させるインナーマッスルは、前面に“肩甲下筋”、上方に“棘上筋”、後面に“棘下筋” “小円筋”という筋肉が存在し、これらの筋肉はゼロポジションでは筋緊張がゼロの状態となり、肩関節が非常に安定します。

※外旋(内旋):上腕や大腿を、位置を変えずに、体の外側(内側)に向かって回転させる動き

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