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映像コンテンツはYouTube全盛! 「俺たち天下のゆとりーマン」

社内報でこんな挑戦的なテーマを掲げました。
「社内報での表現の自由の限界」に挑んだものです。
どうぞご覧ください。


映画やドラマを含めた映像コンテンツは、ネット配信が主流になりつつあります。
近年の米アカデミー賞も、作品賞候補作品にネットフリックスなどのネット配信限定の映画がノミネートされるようになってきました。
最新映画は映画館で!という常識が、すでに過去のものになってきているのではないかと感じます。
そんな中、テレビに代わるメディアとしてアマチュアも活躍できるYouTubeは、新しい考えで活動をする人たちが増えています。
これを社内報で取り上げるのはどうなのか?という葛藤もありましたが、それ以上にコンテンツのクオリティが非常に高いため、ぜひ紹介したいと考えた次第です。

お面で素顔を隠した4人のアマチュア映像制作集団「俺たち天下のゆとりーマン」


出典元:俺たち天下のゆとりーマン Twitter(@WeAreYutoriMan)より

音楽ではGReeeeNやAdoなど、素顔を明かさずに音楽だけで勝負するというアーティストもいますが、このYouTubeチャンネルも4人の他に仕事を持つ(と言っている)アマチュアによる制作となっています。
メンバーは左から「テング」「ゆとり」「ホワイト」「ブラック」という名前で、それぞれのキャラクターによる10分程度のコントをYouTubeにアップしています。
括弧書きのタイトルをYouTubeで検索してみて下さい。

最近賛否がある在宅勤務に関する内容です。

「社内ニートの在宅ワークが想像以上にやばすぎるwwwww」

社内ニートと呼ばれる会社に来ているだけの人たちの在宅勤務を取り扱った内容です。テレビ番組の演出を取り入れたり、高いストーリー性はさすがの一言です。

この内容を見て、確かに実際に働いていないとこの構成は思いつかないかなとも感じるため、本当にアマチュア集団なのだと思います。
皆さん、「在宅」の時はちゃんと「勤務」しましょうね。

それ以外にも少し偏りのある内容も多いことは確かではありますが、社会的に知ってもらいたい内容などもあります。

「大人の発達障害。「ADHD」になるとどうなるのか?」

こちらは精神科医の監修を受けての制作とのことで、クオリティもさることながら趣味の域での制作は明らかに超えているのでは、という内容です。

公務員が仕事をしない、という社会的なクレームに対して、以下のような動画もアップしています。

「公務員が社会を変えられない理由・・・ 市役所に就職した男の末路【ドラマ】」

公務員にも本当に市民のために働きたくて市役所に入った人もいるはずなのになぜこうなってしまうのか。
こういうのも胸が痛くなりますね。

俺たち天下のゆとりーマンのメンバーはまだ若いと思われるのですが、老年期に関する内容も制作しています。

「60歳で定年退職するとどうなるのか?」

定年60歳で会社勤めを辞めた人に襲い掛かる現実と、その伏線からの心温まるストーリー。こういった演出はかなり高度なテクニックと言えます。

演技力もさることながら構成力も!コメディ要素と意外な展開はあの脚本家のよう

このYouTubeチャンネルは、出演はもちろんのこと、企画構成、脚本もメンバーで制作しているとのことです。
動画編集の技術力も素人とは思えないものがありますが、私が注目したいのはシナリオ構成力です。
それなりに勉強したのではないか?と思うような展開の数々と意外な構成、少し泣けるような要素やコメディ要素も入れ込むところは、「相棒」や「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」、来年の大河ドラマを手掛ける古沢良太の脚本のようでもあります。
チャンネル登録者数も2021年6月の段階で40万人を突破していて、プロのYouTuber領域に入っていると言っていいでしょう。

アマチュアやプロ、海外チャンネルもあるカオス空間のYouTube

YouTubeのような投稿メディアの利用や、動画編集も高い技術のツールが低価格で使用できるようになったことで、動画配信が簡単にできるようになりました。
それにより、映画、テレビ業界にいなくても動画配信を行うことでメディアを作ることができる時代となっています。
映像業界を志望していた者からすれば、非常にうらやましい環境だなと思うこともあります。
これだけのコンテンツをアップし続けているのですから、制作にかけている時間も長く、努力や調査もし続けていることは容易に想像がつきます。
俺たち天下のゆとりーマンはYouTuberに分類されますが、こういうのを見るとYouTuberも世間一般に言われるほど楽な仕事じゃないんじゃないか?と思ってしまいます。

その他にもYouTubeにはコンテンツがたくさん

YouTubeでは、こうしたドラマ系のコンテンツの他にも教育系ユーチューバーと呼ばれる、ためになるチャンネルが多数存在します。
その中の一部を紹介します。

サラタメチャンネル


出典元:https://mainichi.doda.jp/article/2021/02/05/2058

サラリーマンのためになるビジネス書を10分にまとめて要点を抑えることで有名なサラタメチャンネルです。
「7つの習慣」「チーズはどこへ消えた」など有名なビジネス書から上下巻あるような分厚い本も要点をわかりやすくまとめた動画が人気です。

ゆっくり解説

歴史や社会問題を深堀りし、30分程度の解説を二人のナレーター(機械入力音声)が話をするチャンネルです。
過去には江戸時代に上杉鷹山が米沢藩を立て直した時の話を、歴史的な背景から30分近くかけて解説を行うなど、歴史好きには見ごたえのある内容となっていました。
最近ではビジネス関連の内容も増えており、チャンネルを運営されている人の守備範囲の広さに驚きます。

YouTubeは無料で見れるのがいいところです。
コンテンツは無数にありますので、自分の気に入ったコンテンツを探してみてください。

映画中毒者からの一言

「これだからゆとり世代は…」

言ってしまったことありませんか?
猛省してください。

大谷翔平もゆとり世代ですよ。


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