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銀婚式

こんばんは。


日付が変わり、本日1/25。
私たち夫婦は銀婚式を迎えることができました。


結婚25周年。
馴れ初めは、飲み会で意気投合し…と。
「この人が運命の人なんだ」なんて特別な感情もない出会いでしたが。
夫である、めがね氏の人柄に結婚を意識するようになり、2年の交際期間を経て結婚しました。


私の父は暴君なくせに、姉弟4人の中、紅一点の私に甘く、私がお付き合いする相手に対する態度は酷いものでした。


めがね氏に対しても例外ではなく。
独身時代、出かけるときは必ず実家に送り迎えをしてくれためがね氏。父の姿を見かけるともちろん丁寧に挨拶をしてくれていました。
少しぐらい愛想良くしてくれればいいのに、父はいつも素っ気ない態度。


父と一度もフレンドリーに交流することなく、結婚の挨拶のため私の実家を訪れためがね氏は、きちっとスーツで身を包んではいるものの、顔面蒼白で今にもゲロを吐きそうな面持ちでした。


「本日は娘さんとの結婚をご承諾頂きたく、お邪魔致しました」←真面目の鏡
震えた声で、そう言うめがね氏に父は


「アカンて言うたらどないする(  ͡° ͜ʖ ͡° )?」

( ˙-˙ )メガネ

「ジョークジョーク(゚∀゚)ブッ」


一つも面白くないことを言い、一人笑い散らかす父。殴ってやろうかと思いました。


ちなみに、奮発して用意してくれた高級にぎり寿司の味をめがね氏は全く覚えてないそうです。


私が結婚した当時はまだまだ古いしきたりに沿って儀式を行うことが一般的で、結納も荷入れ(新居へ家財道具を運び入れること)も形式通りしたのですが…


荷入れの日は1月だというのに雪ではなく大雨。
しかも荷入れが終わった途端、快晴。
結婚式前日は大雪。


まだ結婚生活がスタートしてるわけではないのに、友人たちから「雨降って地固まるていうやん」と、まだがぬかるんでもない内から、そう慰められつつ、結婚式当日を迎えました。


めがね氏は26歳。
私は24歳。


結婚当初は「価値観が合わない」という理由で何度もケンカをしました。


ある日、真冬の夜遅くにケンカをして家を飛び出した私。実家に帰ることもできず近所を自転車でウロウロしていたことがあります。
あまりの寒さに自販機で買ったミルクティーは信じられないほど「ぬるティー(ぬるいティー)」でした。


「心配して私の事探してるかな…」


そう思い家に帰ると、家中の電気をすべて消灯され、お風呂の自動湯加減も停止され、ベッドで爆睡するめがね氏。


「なぁ〜にぃ〜寝とんじゃーーー!!!!!!オラー」


そのままケンカの第2ラウンドが勃発したことは言うまでもありません。


懐かしいですね。
今はもうケンカもほとんどありません。
ケンカほど疲れることはないのでね。
無駄に体力を使って、寿命を縮めることはやめようと思っています。


結婚当初の約束
「結婚記念日には毎年蟹を食べに行こう」
その約束は、結婚2年目の正月に実家で蟹をたらふく食べたあと、何が原因か、めがね氏だけ食中毒になり、嘔吐の嵐に見舞われたことで幻の約束となりました。


でも
「毎日ご飯食べれる生活ができるなら、なんでもええかな」
そう言った私の結婚の条件は死守してくれています。


それだけで感謝ですよね。


娘からもプレゼントを頂きました。

(´;ω;`)


親と過ごした24年を越え。
25年を共に過ごし、楽しいことも辛いことも、いつも笑いながら、時に泣きながら乗り越えてきためがね氏は私の1番の理解者であり、戦友でもあります。


これからも、毎日ご飯をモリモリ共に食べる事ができる生活を、次の金婚式まで継続していこうと思います。

できるかな?


最後までお読み頂きありがとうございました。

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