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今まで劇団以外で受けた性加害を書き連ねていくだけの記事

思い出した順に書いていこうと思う。
一応明記しておきますが

・フェイクは入れません。
・個人の特定は求めていません。
・個人の名前を此方からは提示しません。
・でも「同様の被害を受けましたor多分同じ人から加害されました、〇〇さんではありませんか?今裁判を起こそうとしています、陳述書にご協力いただけませんか?」といった内容の連絡が来た際はご協力します。
・今回の記事では、自分が劇団内で受けて来た性加害は書いておりません。

こういう記事を書くと「実名書けよ」「なんのための記事だよ」って言ってくる人出てくると思うので最初に書いておくんですが別に私は無敵な人間ではないです。名誉棄損で訴えられて対応する資金、時間、支払う賠償金を全て肩代わりしますよ!と責任を持って言える方だけ「実名書けよ」と言えばいいと思います。今やっている裁判だけで私はへろへろです。でも、へろへろだからこそ、性暴力やハラスメントを受けたor見たことがあるor知っているという方が「陳述書協力します」と言ってくれることの有難さは知っています。陳述書は被告も見られるし裁判所で手続きすれば読むことが出来ます。だからこそ、加害者から報復されたくない、もう加害者と関わりたくないという方や裁判に関わるなと上から言われている方々は陳述書に協力できません。私の裁判も何人かそういった方がおり、なんだかこう……臍を嚙むような気持ちです。加害者が悪いのであって被害者は悪くない。私が裁判で頑張るしかない。でも、結局のところ、表で声があがらないとなかったことにされるような気持ちは拭えません。案の定、被告は被害者や目撃者からの声があがらない/あげられないからこそ「そんな事実はない」と言ってくることもあります。被害者も目撃者もそこに「いる」のに。
そういう悔しさ、もどかしさ、怒りを経験しているからこそ、私は同じように闘おうとしている方がいるのであれば出来るだけ協力したい。陳述書でも署名でもなんでも、被害者と並んで闘う人間でありたいので、これからのことを読んでもし思い当たる節がある方や協力を仰ぎたいことがある方はいつでもご連絡ください。SNSに大内自作のHPのURLを貼っているのですが、そこの一番下にお問い合わせ先ありますので。



①公演中、主宰である男性俳優に楽屋で抱き締められ、ほっぺと手の甲にキスをされた


公演直前に俳優同士抱きしめ合うあの儀式に俳優は思い当たる節がありませんか?あの延長でたまに手の甲にキスをされていたのですが、その日は公演時間中に誰もいない楽屋で抱き締められ(ここまでは例の儀式みたいなものだと思っていたので我慢しましたが)そのあと無理矢理頬や手の甲にキスをされたのが我慢ならなくて、一切この団体に関わるを辞めました。公演中にやることじゃないし私が声をあげたら公演は止まるしそもそも声を上げられるような環境でもなかったな。いつも手の甲にされていた時点でぞわぞわして無理だったのですが、当時所属していた事務所の社長の紹介で関わっていた仕事だったのと、お相手は業界の大先輩で数多くの作品に出ている方でしたから当時の私は笑って誤魔化していました。その後、「自分の気持ちを曲げてまで関わりたくない」と思い何度も公演出演の打診は来たのですが断り続けて連絡が来なくなりました。あの儀式、コロナ禍に入ってなくなりましたね。ダルカラはあの儀式を積極的にやるような団体ではなかったので(稀にあったけれど)、その点は好きでした。
お相手は年配の男性、先月も都内で公演をやっています。

②映画の撮影中、クラブのチーママ役で出ていた私に対して「これも演技のための役作りだよなあ」と言いながらお尻を触ってきた男性俳優


そもそもクラブやキャバクラやガールズバーだろうと勝手に相手の身体に触る方が私は無理だなと思うんですが、俳優側が「よ~し役作りしよっか」って言いながら休憩中に人のお尻触ってくるの気持ち悪くないですか?許可もしていませんが?それ役作りでもなんでもなくて性加害したいって言ったらどうなんですか?そんでもってその方から「某お笑い芸人と兄弟で兄弟は売れっ子で活躍しているんだけれど〇〇って知ってる?」って言われて著名な方でした。でもそれって本当かあ?と思ってこの記事を書くにあたって調べたんですがそのお笑い芸人に兄弟がいる記載を見つけることが出来ませんでした。その方が今も俳優をしているのかは私も知りません。その方はエキストラとして参加していたので映画のエンドロールを見れば分かるのかもしれませんがお名前を憶えておりません。

③メッセージの気持ち悪さが拭えない男性クリエイター兼監督


広告のオーディションに行って「貴女を別作品のメインでオファーしたい」と言われ承諾。「シナリオのあてがきをしたい、できたらごはんでも行きがてら話を聞かせてもらいたい、LINEを交換したい」と言われ交換した後「てか、グラビアとかはやってない感じ?」「いい意味で色気あったりスタイルいいから、そういうのやってたかと」とメッセージが来て気持ち悪さを感じて適当に流した数日後に突然「さびしいんで何かお話してください…」とメッセージが来て流石に耐えられなくなり「それでしたら同じように寂しい人とお話した方が良いと思いますよ!」と返してしまう。それ以降連絡つかない。オファーって、メイン出演作品ってなんだったの????これはお相手とのメール、LINEが残っています。文面だけ読めば「あてがきしたくて交流したかっただけじゃない?」と思われるかもしれませんが、オーディションも小さなアパートの一室に女性である私が1人、お相手の男性を含む男性3人に囲まれているような状況でした。その時はなにもありませんでしたが、この恐ろしさ、わかりますか?
また、仕事に必要な交流をするのであればLINEを交換しなくともメールでも出来ますし、メッセージの裏側に気持ち悪いものを感じ取ったので無理でした。
今でもその方は業界におり、女性スタッフを募集したり女性メインの作品を作っています。HPを見る限り、色んな案件をこなしている方です。

④オーディションで1:1の撮影、体操着ブルマで謎の撮影をするも結果など来なかった謎企業


あれマジでなんだったのか、某オーディションサイトに一時期よく募集がかかっていたので見た記憶のある方も多いと思います。オーディションに行くだけで1万円がもらえるという謎仕様。撮影をして審査をするとのことで行った先は某体育館。撮影者は男性でした。バレーボールの作品のメインキャストを探しているため身体の動きをしっかり見たいと言われ用意した体操着とブルマに着替え、1時間ほどの撮影。割と暴力的且つ体育会系な撮影を繰り返し繰り返し行うため、撮影後全治1か月の全身青あざが出来ました。撮影内容が若干性的な描写もあり、覚えているものだと「ストレッチのシーンを撮りたい、こちらが押すから痛みに耐えるような声を出してほしい」と仰向け&足を上げさせられ上から足を押され、カメラを向けられる(これ伝わります???)。痛がっている声を出したがオーダー内容がどんどんエスカレートしていき、喘がないと終わらないという地獄仕様。撮影終了後、カフェで今後の話をしたいと言われ「自分たちはこういった人達と仕事をしている」「他にも紹介可能な案件があるから連絡させてほしい」等の話をされた後に解散。結果等の連絡もなく、その後何度かオーディションサイトで出演者募集を続けているのを見掛けましたがそのうち無くなっていました。マジでなんだったん???


最後に書いておきたいこと


上記以外でも色んな理不尽な目にはあってきましたが性加害とは逸れるので書きません。
このまま信じてお仕事をお願いしていたら性加害に遭っていただろうなという方もいますがそれは別の機会に書こうと思っています(今回は映像・舞台業界を中心に書こうと思った次第です)
なんか他にも勝手に身体を触って来たり裸の女性の画像を見せてきたり胸を触らせてほしいとか言ってくる俳優俳優俳優、色々いたなあ、楽屋で、稽古場で、帰り道で。いたけれど書きません。私の中でこの人とこの人とこの人、というのがあるけれど、彼らは俳優としてもうこの先長くありません。
またこの先も劇団外で起きていたけれど私が経験していないことは書きません(代わりに書いてくれ、という場合は書きます)。

上記に書いた被害は全て2018年夏にレイプをされる以前のものです。それ以降は劇団内で性加害を受け続けてきました。穏便に受け流しすぎないようにしよう、なるべく異性と二人きりになるのをやめよう、証拠が残るようにしよう、自分が受けた痛みを覚えておこう、これ以上被害を受けないようにしよう、オーディションもできるだけ1対1のものは避けよう、取材を受ける際に記者が男性の場合は身内を連れて行こう、身を守るための知識をつけよう。自分の身を守れるのは自分だけだと行動してきた結果、いま、私に加害してくる人はいなくなりました(人と関わるのを最小限にしているというのもあるかもしれません)(二次加害はあるけれどね)。

でも、私の周りからそういう人達がいなくなっても加害者は新しい捕食対象を探しに行くわけです。「自分の前であの人はそんな加害行為をしていない、そんな話しらない」と加害者を擁護する人もいます。声を大にして言いますがあなたが捕食対象ではなかっただけです。そういった発言は被害者を傷つける発言であり純粋な二次加害です。それは同様に私にも言えることであって「私(大内)に対してなにもしてこなかったが性暴力の加害者である」という場合もあるわけです。ありました。そういったことが起きた際、責めうるべきは加害者であって、私がその人とどんな関係性であろうと加害者を許してはいけないと思っています。「私の前ではなんともなかった」というのではなく、「絶対許してはいけない、あなたはどうしたい?一緒に考えよう」と、その人の気持ちに寄り添い、隣で一緒に闘える人間でありたいです。
私と同じ目に遭ってほしくない一心で1年前告発並びに裁判を起こしましたが、私にも足りない部分はたくさんあります。それを自分で補っていけるよう、また、舞台業界で最低な目に遭った人達が駆け込めるような場所を作っていけるようにこれからも踏ん張りますが何より自分の裁判がまだまだ終わりそうにないところが今の悩みです。

尚、これらの文章を読んでも「なんだ軽い被害じゃん」「大したことないじゃん」「こんなのよくあることじゃん」と思った方は残念ながら毒されています。目をさましてください。
「私の方が酷い被害受けてきたわ」と思った方はおっそうだな、目を!!!!!さませ!!!!!!!!!!!!さますぞ!!!!!!!さますのは今しかねえ自分を守るんだ大切な人を守るんだ今からでも出来る事たっくさんあるぞでもな、まずは、休もう。

あ~あ、お芝居したいわ。終わり。


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