一度は諦めたイラストの道
こんにちは、4次元イラストレーター西城澪です。
イラストレーターになって2年以上経った私ですが、以前は全く関係ない
仕事をしていました。
レジ打ち、ベビーシッター、酪農……などなど。
イラストレーターになることを諦めたこともあるし、
こんなことをしててイラストレーターになれるのかな?
と不安な気持ちなったこともあります。
このnoteでは
「イラストレーターに憧れるけど、不安で挑戦できない」
「社会人になったけれどイラストレーターになりたい!」
そんな方に向けて、
「こんなに遠回りしたってイラストレーターになれるんだ!」
と安心してもらいたい。
そんな気持ちから、私の人生をまとめてみました。
少しでも、イラストレーターを目ざす方の参考になればうれしいです!
夢見ていた学生時代
幼い頃から絵を描くのが好きで、絵の道に進むと決めていた私。
高校生になってからは、美大を出てイラストレーターになるんだと、
具体的なプランも決めていました。
高校2年生からは受験対策として画塾にも通い始めました。
受験勉強や画塾通いは大変でしたが、
夢を叶えるためだと思えば自然とがんばれていましたね。
美大受験は失敗
家が裕福ではなかったため、国立美術大学一校のみを志望しました。
一発本番で迎えた、受験当日。
受験会場の雰囲気に飲まれて、残念ながら実力を発揮できませんでした。
結果は不合格。
浪人する経済的な余裕もなく、私の美大受験は終わりを迎えました。
ショックでしたが、それでも夢を諦め切れずにいた私は
お金を貯めて専門学校を目指すことにします。
大きな挫折
それからはスーパーと居酒屋をかけもちして、アルバイト漬けの
毎日でした。
家と職場を行き来するだけの変わらない日々、仕事のストレス、
親とのいざこざ……。
そんなパッとしない暗い時間を過ごしていると、モヤモヤとした気持ちが
どんどん溜まっていくんですよね。
友人たちが大学で楽しそうにしてるのを見ると、
とてつも無く自分がつまらない人間に思えたりして。
こんな毎日を送るぐらいなら絵の道は諦めて、他の道に行くのもいいかも。
としだいに思い始めていきました。
でもイラスト以外の道に行くことを今まで考えたことがなかったので
自分が何の仕事がしたいかわかりませんでした。
少なくともスーパーと居酒屋以外が良いな、と思ってたくらいです。
たくさん考えた結果、1年間バイトで貯めたお金を使い、
ニュージーランドにワーキングホリデーをしに行くことにしました。
いわゆる自分探しの旅です。
見つけた、新しい天職
語学学校に3ヶ月通ったあと、各地を転々としながらレストラン、
農場、家政婦やベビーシッターなど色んな仕事を経験し、
多くの人と出会いました。
人生の師匠と思える人にも出会ったのもこのときです。
その人が私の絵をほめてくれて「あなたなら絶対に仕事にできる」
と言ってくれるとすごく自信が湧き、実現可能な気がしました。
しかしそのときには絵の道はすっかり諦めていた私。
絵の仕事を目ざすよりも、途中で経験したファームステイに夢中になり
「天職を得たり!」と思うやいなや、帰国して牧場で働きはじめることに
したんです。
理想と違った酪農の現実
酪農を一生の仕事にするんだ!と意気込んでいた私ですが、
私が働いた牧場とニュージーランドの牧場では考え方がまるで違い、
大きなショックを受けます。
一生の仕事にする!と決めていたのに、やっぱりなんか違うなぁと
モヤモヤが溜まっていく日々に逆戻り。
仕事でつらいことがある度に
「イラストレーターになってたらどうなってただろう……」
と未練がましく考えるようになりました。
そんなとき、美大に行ってた友人がフリーランスになると
言い始めたのです。
「そうか、学校に通わずともその道があった!」
雷に打たれたかのような衝撃が走りました。
どうせ未練があるならいっそのことやってしまおう!
こうして私はイラストへの情熱を取り戻し、約3年間の酪農生活に
幕を閉じました。
アダルト同人に参入
いきなりプロとして通用することはできないだろうと考えたので
比較的(あくまで比較的ですが)参入障壁の低い、アダルト同人から
始めることにしました。
その間の生活費を稼ぐため、印刷会社でのアルバイトもはじめました。
photoshopやIllustratorの使い方、同人誌制作に役立つ印刷の知識を得られた
ので、これは良い選択だったと思います。
しかしフルタイムのバイトは時間も体力も奪っていきます。
絵を描く時間を多くは得られませんでした。
いつになったらプロになれるのか……と
不安な気持ちばかりが大きくなっていったころ、
うじうじ考えることに嫌気がさした私はついに
「イラスト一本でやってみよう!」
と思い切ることにしました。
同棲していた彼に収入の面で頼ることの承諾を得て、バイトを辞めることに
したんです。
念願のプロのイラストレーターに
こうして自称イラストレーターになった私は、まずはイラスト制作会社と
契約を結んだり、ココナラで出品をはじめたりしました。
しかしまだまだ未熟な私の絵では仕事をもらえず、出品してもすぐには
買い手はつきません。
彼の収入だけでは生活はギリギリで、早くお金を稼がなければと焦りや
不安が募ります。
でも、これまでいろんな回り道をしてきたからこそ、
ここでまた諦めてモヤモヤする日々に戻りたくはなかったんです。
そうしてじりじりと耐えながらもイラストを描き続けて1ヶ月、
ココナラではじめて依頼を受けることに成功します!
それからは幸運なことに続々と買い手がつき、
実績が増えるとイラスト制作会社からもお仕事の依頼がくるように
なりました。
こうして私は紆余曲折ありながらも
幼いころからの夢だったイラストレーターになることができました。
(番外編) 立ちはだかる次の試練
そんな夢が叶って有頂天だった私に次なる試練が待ち構えていました……!
旦那が仕事を辞めることになったんです。
年収120万円の私が旦那を養うことになるなんて……!!!
この続きはこちらのマガジンで語っています↓↓↓
まとめ
イラストレーターになるまでの道、いかがでしたでしょうか?
本当に遠回りしてきたな~と私自身も思います。笑
けれど後悔はしていません。
思うがままに進んで全て良い経験だったと思います。
なぜかというと、畑の違うイラストレーターの道でも
これまでの経験が活かされているように感じるから。
「自分もイラストレーターになれるかも」
「今からでも挑戦できるかも」
そんな風に前向きな気持ちになっていただけたら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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