ピクニックと月の満ちる夜
二人が集まればドラマが始まるようだった
方向音痴の二人の今日の目的はピクニック
朝早くから準備したおいしそうなサンドイッチをもって
ハムサンドとチーズにりんご
食器と紅茶も忘れずに
支度の時間さえも笑い声に変えて
お昼頃には着く予定の丘の上
大きな木が一本、周りには小さな花畑
行く前からワクワクがとまらないよ
あっちから行こうよ
見て見てきれいな蝶が飛んでるよ
二人の小さな冒険が始まる
素敵なものに目移りしていたら
迷い込んでしまった森の奥深く
それでも二人の笑い声は絶