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大阪では梅雨前くらいから今くらいの時期まで、鱧をよく食べる。もう飽きたよ。と思うくらいどこに行っても鱧だ。

地方に行ってお寿司屋さんなんかで、「この時期なのに鱧ないんですね。」なんて聞くと「鱧を食べる文化がないですから。」なんて言われ、関西だけの食文化なのだと認識させられる。

8月の終わりから9月に入る頃にはもう鱧は飽きてきているが、まだ鱧のためのメインイベントが残っている。土瓶蒸しだ。秋の出会い物マツタケと鱧で最高に美味しいヤツ。

土瓶蒸しは土瓶を直接火にかけるお店も多いが、蒸し器で蒸すのが正式だ。

家では土瓶蒸しを作る事もあるが、土瓶蒸しはちょっとメインにならないので鱧と松茸で鍋にする、白菜や三つ葉も入れて。蒸してはいないがコレが最高に美味しい。部屋中に松茸の香りが充満する年に一度の初秋の贅沢。今年の松茸は2本で1700円くらいした。キノコだと思うとバカ高いけど国産和牛を買う事を思えば安いもんだ。

もちろん中国産で、普通松茸は洗わずに濡れた布巾で汚れを拭き取るだけでいいらしい、でも僕はジャーっと水をかけて洗う。何しろ中国産だから。中国産と言う名の北朝鮮産という話もあるけど真相はよくわからない。でも香りも歯ごたえも味も一応松茸なので問題ない。

こんな事をnoteに書いているとまた食べたくなってきた。

いつもは年に一度の鱧と松茸の贅沢だけど今年はもう1回しようかな。



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