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「熊本しょうかいカード」課題設定と見通し

【オンライン学習支援校プロジェクト45】
ミッションタイムとして、自分たちの地域(武将隊風に言えば肥後国を)のことを遠方の地域(安芸の国)の友人たち(厳密に言えばこれから友人になる間柄)に伝える学習です。さて、オンライン学習体験の子どもたちに、どうやってそれなりの主体的学習としていくか、考えました。

まずは、オンライン修学旅行(わくわく学習)で訪れた場所、あるいはZoom上でこちらにやってきた相手のことを知ることからです。オンライン修学旅行参加者は「ひろ」と「くま」という県民名を頭につけていたので、チャットやギャラリービューで相手のことを意識したでしょう。

その相手に送ることを想定して、自分たちの地域で紹介したら良いもの、有名なもの、自慢できるものなどをカードに書き出します。そしてそれをどんどん西Tに送るのです。それは、ロイロノート を使いました。そこから集めたものを西Tがノート上のウエビングシート(シンキングツール )の上に並べて見せます。

そしてそれらのカードを西Tが仲間分けしていきます。この作業は普段なら子どもたち一人一人にさせるのですが、ここではT側で行いました。そしてシンキングツール の切り替え作業をしてXチャート上にカードが並んだ状態になりました。これもタブレット使い(アプリ)に慣れれば子ども自身ができることですが、ここでは見ることによって学びます。

そして「この中から一つ選んで紹介しようね」と西Tが呼びかけました。その時「熊本城だけは実際に私たちがオンライン修学旅行で紹介するから、それ以外から選んでね」と付け加えて。この「選ぶ」活動が、この子たちにとってこの時間2つ目でこの日の最終課題です。それができるかどうか。

最後にその見本を見せて、出来上がりのカードのイメージ化を図ります。それとともに、その後の学習の見通しを持つのです。こうやって1時間目は終了。以上のことは全て、オンラインのZoom上での学習(授業)です。子供側からの声はありません。会話はチャットとリアクション、ロイロカードです。でもなんとか1時間目は無事終了。実はもうここから大きな個人差は生まれています。すでにカード作ってしまった子もいました。

ちなみに子どもたちが選んだのは今のようなもの。
馬刺し・ドーナツ棒・くまモンスクエア・くまモン・水前寺公園・アミュプラザ・熊本の米・森のくまさん・熊本動植物園・熊本城


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