🇯🇵塀の中へ🇨🇴
今から14〜15年くらい前、、、
不登校の生徒たちを対象とした映画上映会に呼ばれた。
とある、一人の生徒が上映を楽しみにしていると担当の先生から聞いていた
しかし、その少年は当日姿を見せなかった、、、
その翌日、その少年は全国ニュースになった、、、
一緒に同居していた、母親の内縁の夫を滅多刺しにして、、、
1日遅かった。
どうしても彼に逢いたくて、いろいろ聴きまくった、、、
しかし、そんなの教えてくれるわけがなかった、、、
少年院で上映会をすれば彼に会えるかも、と企画を持ちかけたこともあった、、、
しかし、それも刑務所の塀より高いハードルだった。
少年院で働けば彼に会えるかも、と考えたこともあった、、、
(その後、仙台に移送されたと聞いたが、定かではない)
もう、ずっと『塀の中』へは入れないのかな、と思っていた。
(と、記すと語弊があるが、、、)
同僚が、ここの女性刑務所で料理を教えている、と。
チャンスは、いきなり転がってきた。
しかも、ここ、コロンビアで🇨🇴
見たい!👀
と、嘆願。
いいよー!👌
え!?そんな簡単に入れんの???
(いや、同僚が裏で話をつけてくれていることぐらい理解している)
いざ、『塀の中へ』
鉄の扉を入ったところで全ての荷物を没収。
空港での荷物チェック同様、上から下まで触れられる。
コロンビア外務省発行IDカードを没収され、右手人差し指の指紋を取られる☝️
入り口横の従業員が使用するキッチンスペースでパパッと、調理。
(あれっ?一緒に調理するんじゃないんだ、、、)
奥では、何やらクリスマスパーティーらしきイベントが行われている。
(いつもは、一緒に調理している、らしい、、、)
奥へ通じる扉の前で、再度上から下まで触られチェック。
老若女女。
異様な空気感。
一斉に視線を独り占め。
視線がイタイ。
さらに奥にある教室へ。
同僚が担当しているクラス?の女性たち18人がやってきて、、、
(見た目、10代〜70代?)
料理を配布、、、
(配給?)
教室内で全て食さなければならない、らしい、、、
(いや、もうみんな栄養過多で立派に備蓄しているけど、何のため?)
その間、わずか5〜10分。
(面会か?)
その間も、入り口でずーっと刑務官がジーっと監視👀
再びイベント会場を通り抜ける時、虫めがねの実験のごとく熱い光線が突き刺さる。
帰りも、右手人差し指の紋を献上して、コトなくIDを救出。
塀の外に出ると、一気に空腹感を覚えた。
ちょっと、イメージしていた実習とは、おーきく異なったけど、、、
不思議と、可能であれば、もうちょっとちゃんと時間をかけて関わってみたいと思った、、、
で、ふと、当時14~15歳だった、彼のことを思い出した。
彼は、今、どこで、何をしているのだろう、、、
逢いたい、、、『塀の外で』🇯🇵
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