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【メンタルケア】じゃない方の生きづらさ

初めましての方もいつも読んでくださっている方も
こんにちは!セラピストの下田です😊

今日はメンタルケアの知識のシェアではなく、
私個人が感じている生きづらさと
その生きづらさの緩和のために
現在行っていること
を書かせていただきます。

※自分の心の整理も兼ねて書いたため、
ここから先は丁寧語での記載ではなくなります
※有料記事となっておりますが、
半分以上の文章を無料で読んでいただけます

うつ⇒躁うつ=普通じゃない人

私は大学3年の終わりにうつの症状が出て、
大学の4年の秋に躁転(双極性障害の軽躁状態に変わり、テンションが上がりすぎてしまう状態になること)をした。

うつ状態や混合状態の時は
自分でも自分の中の異常性を
感じ取れるのだが、
軽躁状態は本人は調子がいいと思っているので
指摘を受けて不機嫌になっていた記憶がある。

精神科での診察で病名がつき
私は【普通の人(健常者)】ではなくなったことを実感した

そしてうつ病だと思っていたら、
途中で双極性障害だと診断名が変わって少し戸惑った。

障害者手帳の交付は不要・自分で対処できる=特別なサポートは必要じゃない

入院中に言われたこと

精神科に入院した時に同じ病棟に入院していた
おばあちゃんに

「あなたはここにいるべき人じゃないわ。」

こう言われた。


確かに他の入院患者さんと一緒に過ごすしていて
私より症状が重く辛そうな方ばかりのように見えた。
(私はストレスの要因となる環境から完全に離れると混合状態や鬱状態が
急激に良くなる傾向がある。)

自分の体調が良くなってきてからは
『他の患者さんに元気になってほしい』と思って
話しかけたり、一緒にレク的なことをする余裕も出ていた。

そんな様子を見ていた主治医の先生に
「下田さん、公認心理師目指してみたら?」と薦められたこともある。

ちなみにこの主治医の先生も
私と同じ双極性障害を抱えていて
こっそりそれを診察の時に教えてくれた。

退院してその先生の診察を受けたときに
明らかにその先生が躁状態で
どっちが診察受けているのか
分からないような日が何度かあった。

でもクールで感情を見せない
完璧に見える主治医の先生が

私に秘密を共有してくれて
目を輝かせながら笑顔でご自身のことを話してくれた時は

すごく嬉しかった。


その先生はもう別の場所に行ってしまったけれど、この体験が私が

『メンタルヘルスに関して学んでみたい』
『セラピストとして心を閉ざしている人の息抜きの場作りをしたい』

と思う原点になっているように思う。

先生ありがとう。

デイケアプログラムを受けることを検討したけれど・・・

私は病気の悪化で2度入院している。

2度目の入院の時は回復が早く、
入院中に『もう再発したくない』という思いが強くなったことから、
病室で認知行動療法の本を読んで心の整理をしていた。

退院後の治療やケアに関して
看護師さんや主治医の先生と話し合う中で
デイケアという通所で心理療法をグループ学習するプログラムが
あることを教えてもらった。

なのだが、看護師さんにも主治医の先生にも
「うーん、でも下田さんにはデイケアは優しすぎると思うから、
正直通う必要ないと思う!自分で勉強して社会復帰を目指せばいいよ。」と言われた。

普通じゃない、でも患者の中では症状は軽度でサポートは必要ない

精神疾患持ちだが普通の人の仮面を被って社会生活を送ることはできてしまう

実際仲良くなった友人に病気のことを打ち明けると
かなり驚かれる。

「そのような病気を抱えているようには見えない」
「全然分からなかった」と。

だけど、私はずっと私と生きてきたから
異常になってしまった時期も自分の危うさも知っている。

だから自分で対処できると言われた時に
そう思ってもらえることの嬉しさ
『ほんとは不安なんだよ。もう少し気にかけてほしい。』
という思いの両方を感じた。

私が感じる”じゃない方”の辛さ

日本社会は普通、多数派じゃない人に厳しい
マイノリティを排除し、普通の人と別の場所や道で生きるよう誘導する

私は海外生活の経験や
じゃない方に入ることが多くなってから
日本社会の厳しさを痛感することが増えた。

だから転職するときは
企業側から質問を受けない限り
自分の精神疾患に関しては話さなかった。

だって話したら不採用じゃん。


採用したらクビにすることが極めて難しいのだから
よほどのことが無い限り、
正直に病気のことを話したら
希望の企業から内定なんてもらえない。

なので入社直後はいつも症状が出ないか不安でたまらなかった。

実際に再発の時はその不安やプレッシャーで
押しつぶされて
転職後数ヶ月で病院に入院してしまった。



日本と外国のハーフの人がご自身の苦悩に関して

日本では
「あなたは日本人じゃない。外国人だ。」と思われ
仲間に入れてもらえない。

でも海外に行っても
「あなたはこの国の人じゃない。外国人だ。」と思われ居場所がない。
だからハーフは生きづらい。

とスピーチで話している動画を見たことがある。

私も自分の病気に関して
この感覚に似た感情を抱くことがある。

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