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処方薬を素直に受け取らない選択

皆さんこんにちは。
2Eライターのさぁたそです。
皆さんは病院にかかった時お薬ってどうされていますか?
医師に言われるまま処方され、薬剤師の説明をなんとなく聞いて帰っていませんか?
私は特性上、病院にかかることも多く、お薬と切っても切れない縁です。
もう12年ほど服用していますが、その中で学んだことは「処方薬を素直に受け取らない」ということでした。
素直に受け取らないとは拒絶する訳ではありません。
とても大切なことだと思うので、その意図も含めて今回はみなさんと共有出来たらと執筆しました。では目次です。


✅処方薬は医師の診断と薬剤師の監理によって出される薬

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処方薬と市販薬の違いは、医師の書いた処方箋があるかないかです。
これは周知の事実ですね。
処方箋とは、所謂「この人はこんな症状があるからこの薬を出してね。」という医師による指示書です。
その指示書を基に薬剤師が薬を調合し、初めて我々の元に届きます。
この時点でその道のプロフェッショナルが二ヶ所も関わっているので、それだけで私達は安心するものです。
まして、薬剤師は薬を調合し更にその薬で間違いがないのかまでチェックもしていますからね。
処方箋に彼らの印が何度も押されているのは、その為です。
昨夏放送された石原さとみさん主演のアンサング・シンデレラは、そんな薬剤師にスポットを当てたドラマでした。

少々ツッコミどころも多かったのですが、あのように医療サービスの末端、最後の砦として重要な役割を担っているのです。
そして、やはり薬自体も市販薬より症状に特化した薬なので即効性があります。
だからこそ「病院の薬は絶対」のような信頼が生まれるのです。

✅処方は果たして正しいのか?

しかしながら、医師も薬剤師も人間です。
医療機関でのヒューマンエラーは命にも関わることなので、絶対にあってはなりません。
ですが、人間に絶対はあり得ないので、実際には細かいヒューマンエラーも含めれば毎日と言わずともよくあります。その一つが薬の選択なのです。特に精神科というのは、直接どこかを切って分かるものでもないので、医師の診断も患者の症状から「恐らくこれだろう」という推測にしか過ぎません
そもそも医者が誤診をしてしまえば、薬剤師のチェックも何の意味も持たなくなります。だからこそ一度薬を受け取って飲む前に、立ち止まって考えて欲しいのです。
「この処方は果たして正しいのか?」と。
そしてそのような誤診を防ぐためにも、自らが自らの体をよく知ること、よく伝えることも重要でしょう。

✅私が心がけている「選択」

私も10代〜20歳そこそこまでは薬はそのまま受け取っていた方です。
何となく違うんじゃないかな?と思っても、医師が診断したのだからと信頼を寄せていたのです。
ですが、ある時マイコプラズマを煩わせて、かかった病院で処方された薬を飲んでいても一向に効かないことがありました。
なんでだろうと薬の説明書を見たら、飲んでいたのは解熱剤で医師が抗生物質を出し忘れていたのです。それどころかただの風邪と診断されていたので、咳が二ヶ月も止まりませんでした。
そこで医師も私達と変わらない人間で、誤診は身近にあるのだと気付きました。
それからは、医師の診断でも疑問に思ったことは自ら訊ねることにしています。
もちろん薬についてもです。
どのような効果を得たく、どの副作用を避けたいなど、ある程度こちらで選んで伝えています。

✅自ら学ぶこと。自ら選ぶこと。

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冒頭、タイトルにも書いた「処方薬を素直に受け取らない」とはそういうことです。
医師に出されるままを受動的に受け取らず、その処方は本当に適切なのかを自身で検討するべきだと私は思っています。その道の専門家である医師の診断に突っ込むのは、それなりの知識が必要です。
ですが、世界中どこを探しても自分のことをよく理解し、他者に説明できるのは自分自身しか居ません。
だからこそ医療に携わらなくても、私達は薬や医療に関する知識をある程度兼ね備える必要があるのです。
せめて自分が飲んでいる薬の名前と、その薬がどんな働きをするのかは覚えておきましょう。
回復までのQOL(生活の質)を保つ上で、こちらから薬を選ぶことは非常に有用なことなのです。

✅短い診療時間で伝えるべき点


つい先日も私は自分の意志でストラテラを受け取ってきたところです。
私の場合、ADHDではないのですが、特性上似ている部分もある為、薬理を理解した上で処方して貰いました。経緯をここで語ると長くなってしまうので、そこは省略しますが、常に頭が働き過ぎている状態なので、眠るのもまま成らなかったのです。
なので一度キャッシュクリアをすべきではないかと、こちらを飲み始めました。
例外的な使い方ではあるのですが、結果、よく眠れたので正しい選択だったと思います。

・自分の今の状態
・どのような働きをする薬なのか
・得たい効能
・避けたい副作用

に的を絞って医師に伝え、指示を仰ぎましょう。短い診察でも有益な時間になるはずです。

◎まとめ

処方薬を素直に受け取らないとは決して駄々をこねて飲まないのではありません。限られた診察で「薬の働きや、効能、副作用」についてをこちらから訪ねることで、出される薬をある程度注文するということです。
そうすることで、不要な薬の服用を避けれますし、症状を和らげながらうまく生活することが望めます。
今後医療機関にかかる機会がありましたら、上記の点に気を付けて受診してみてくださいね。

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