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女子高生は世の華だ。

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女子高生は時代のシンボリックな存在なのか?女子高生とはなんなのか。 「女子高生」について10年以上考えてきた私のエッセイとコラム。女子高生にまつわること。
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女の子が女の子を「好き」といえる時代について考える。(2000年代後半の女子高生文化をもとに)

女の子が女の子を「好き」といえる時代について考える。(2000年代後半の女子高生文化をもとに)

2010年代からAKB48を筆頭に巻き起こった「アイドル戦国時代」以降、「女の子が可愛い女の子のことを好き」といえるのは一般化した。
つい先日取材で知り合った女子高生も乃木坂46の写真集を買っていたし、別の女子高生も「TikTokを見るのは可愛い女の子を見るため」と言っていた。
SNSの中には有名無名問わずかわいい女の子があふれていて、そこに女の子が「かわいい!」といって広めるのも当たり前になった

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女子高生は世の華だ。

女子高生は世の華だ。

私は、女子高生が好きだ。
自分が女子高生だった頃から、女子高生が好きだ。
そんなことを、平然と口にできるようになったのは「女子高生」からだいぶ時間が経ってからだった。
中学生でブルセラサイトにハマり、女子高生である価値について延々と考え、17歳から18歳になる瞬間「私の人生は終わった」と大泣きをし、今後の人生は余暇なのだと考え、大学を卒業するまで「17歳になりたい」と思わない日はなかった。
一方で

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