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「高卒採用」キーパーソンを意識すべき理由とは?

前回の記事では、高校生を新卒で採用する場合、学校のキーパーソンにアプローチすることの重要性をお話しました。

誰にアプローチするのか?優先順位を再度確認しておきましょう。

1.担任
2.学年主任
3.進路指導主事
4.進路指導部職員
5.学科長(実業系高校の場合)

今回は、その理由を解説します。

キーパーソンを意識すべき理由

キーパーソンを意識すべき理由は、次の通りです。

  • 生徒の状況を把握している

  • 生徒に対する影響力が大きい

  • 生徒が企業を選べなくなっている

ひとつずつ解説します。

生徒の状況を把握している

アプローチ先の優先順位は、生徒の状況を詳しく把握しているレベルの差でもあります。上位のキーパーソンほど、生徒の状況を詳しく把握しています。

制度上、生徒に直接アプローチできないのであれば、生徒の状況を詳しく把握しているキーパーソンにアプローチする。当然と言えば当然と言えるでしょう。

生徒に対する影響力が大きい

キーパーソンを意識すべき理由の2つ目は、生徒に対する影響力の大きさです。上位のキーパーソンほど、生徒に対する影響力が大きくなります。

特に、担任の影響力は絶大です。アプローチする際は、担任を中心に据えた戦略の立案をおすすめします。

生徒が企業を選べなくなっている

これは深刻な問題です。原因は、自分の働く姿をイメージできないことにあります。学校におけるキャリア教育が、「小・中・高」と全く機能していない証でしょう。

このような理由から、職業を選択する際、生徒に近い第三者が意思決定に関わってきます。最も大きな存在は、保護者です。しかし、保護者にアプローチするの現実的に難しいでしょう。

となれば、やはり学校のキーパーソンにアプローチするのが最も合理的といえるのです。

※特記事項
「生徒が仕事を選べなくなっている」ことについては、別途詳しく記事にするつもりです。

次回

以上、高卒採用でキーパーソンを意識すべき理由を解説しました。では、どのようにアプローチすればよいのでしょうか?

次回は、アプローチする際の具体的な施策をお話します。


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