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高卒採用を成功させる学校へのアプローチ方法とは?
前回の記事では、学校のキーパーソンに対するアプローチが重要な理由をお話しました。では実際、どのような方法でアプローチすればよいのでしょうか?
高校生の求人倍率は、今や大卒以上です。今回は、この現状を打破し少しでも成功に近づくための、学校へのアプローチ方法を紹介しましょう。
キーパーソンへの具体的なアプローチ方法
学校に対するアプローチは、キーパーソンに向けて行います。これは、前回までの記事で述べた通りです。
では、どのような方法でアプローチするのか?具体的なアプローチ方法は、次の3つになります。
企業情報の発信
求人票の持込み
フォローアップ
詳しくお話しましょう。
企業情報の発信
企業情報の発信は必須です。
各高校には、毎年生徒を推薦し内定をもらっている「いつもの企業」が存在します。あなたの会社が「いつもの企業」でないなら、きめ細かな企業情報の発信が不可欠とお考えください。
「求人票を提出すれば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、それでは、決して認知されません。数字をあげましょう(厚生労働省調査)。
2023年7月時点の求人倍率:3.52倍/全国(過去最高)
都道府県別の求人倍率:10.99倍/東京、6.94倍/大阪、4.31倍/広島
工業高校に限定すると、数字はもはや衝撃的です(全国工業高等学校長協会調査:2023年3月)。
求人倍率:20.6倍/全国
求人倍率上位の地域:31.5倍/東北、28.9倍/北海道、24.0倍/九州
いかがですか?このような状況の中で、人材獲得を目指すのです。
「生徒目線に立った企業情報(高校生に刺さるコンテンツ)」を、まずは学校のキーパーソンに向けて発信することを忘れてはなりません。
求人票の持込み
求人票は、学校に持込みましょう(キーパーソンに持参する)。これも、必須です。郵送では、開封さえしてもらえません。
7月1日の求人票公開と同時に、前述の通り膨大な数の求人票が学校に届きます。「いつもの企業」以外、開封は後回しにされてしまいます。
基本的に求人票は、「持込みのために来校する企業が優先される」と考えてください。それは、「学校×企業」の信頼関係が重要視される高卒採用においては当然でしょう。
特に、学校に初めて求人票を提出する会社は、会社自体を信頼してもらう必要があります。会社の「顔」が見えなければ、信頼関係など生まれないのです。
「学校×企業」の信頼関係構築のためにも、求人票の持込みは必須。必ず、キーパーソンに持参するようにしましょう。
フォローアップ
「企業情報の発信」「求人票の持込み」といったアプローチの後は、必ずフォローアップを行います。
フォローアップができるか否かで、成果は変わってきます。仮に成果がでなくとも、収集した情報を次に活かすことができます。
採用は、「営業」や「マーケティング」と同じです。しっかりした戦略を持って、戦術を駆使する。キーパーソンにアプローチした後には、必ずフォローアップを行いましょう。
次回
今回は、キーパーソンに対する具体的なアプローチ方法を紹介しました。では、いつアプローチすれば良いのでしょうか?
次回は、アプローチする時期についてお話します。
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