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十二人の怒れる若者たち

現在あの名作
原題  Twelve Angry Men
原作 Reginald Rose

に挑んでおります

「若者たち」と今回題名を変えました 原作だと登場人物の年齢設定が
30代、40代であり今回のこの素晴らしきメンバーとて実年齢と10歳、20歳も違うキャラクターを演じるのは無理があると当初から考えていたので、ある部分の設定を変えて無理のない「十二人の集団」を作りあげました このおかげで何の違和感もなく作品の本質に没頭出来きるのではないかと感じております

この作品に挑めば挑む程、過去の先人達が演じたきたTwelve Angry Menをリスペクトせずにはいられません 稽古をスタートさせる2ヶ月前から動画サイトで見つけたTwelve Angry MenのTVドラマ 映画 海外の舞台(英語圏 ドイツ語 フランス語 etc)を研究してください とお願いをしました




戯曲の持つ力を存分に発揮りするためには戯曲の読解の一致が必要だったので先ずは言葉で説明するより見て感じてもらいたかったのです

原作者Reginald Rose は
当時のアメリカの縮図を表している様な代表者12人を密室の空間へと放り出しました 審議はあくまでも
殺人犯の裁判の内容ですが、無罪派と有罪派に分かれてのディベートを通して、人物の思想が浮き彫りになり、結果社会の縮図を垣間見る、その様な仕掛けがセリフの中にたくさん隠れているのです
その読解を俳優陣が理解した上で
もちろん翻訳の蒼空をはじめ演出する私も理解して研究しなければならない作品でした

私がこれまで日本で見てきた(演じた事もありました) Twelve Angry Menのお客様の反応は真剣そのもので見終わった後にいろいろと突き刺さる何かを感じて劇場をあてにされた事でしょう 私もそうでした
しかし中には演出、演じ方によってコレがあのTwelve Angry Menと物足りなさを感じた作品もありました それぐらい伝える側の見解で印象が変わる作品なのだと痛感しておりますし同じ過ちをおかなさいように細心の注意を今後もはらい残り少ない稽古を見届ける必要があります

海外のTwelve Angry Menの舞台動画を見ると観客は良く笑います
このセリフで笑うのか!?という塩梅です でもよく考えれば面白いのです。あれだけ否定してきた事がものの見事に数十分の間で肯定されてしまうのですから。

翻訳題名の「怒れる男」も皮肉な目、客観的な視線から見れば「これほど滑稽な事はない」という現実を直視する事になるのです
まるで今の政治ニュースを見ている様なものです お偉いさん(本人は偉いと思ってる可能性が高し)しかしまた「更迭」ですからね その誤魔化し方が幼稚というか、、

話は戻しますが決して
題名に惑わされる事なく一つのエンターテイメント作品、娯楽作品として目撃して頂けましたらありがたいのです。ただ「芸術作品」が高尚なもの「娯楽作品」がお気軽なもの と侮るなかられ。
昨今はその様に思われがちですが、それは違います 芸術娯楽作品といいますか非喜劇と言いますか、、、。Reginald Rose

俳優陣達、良きメンバーが集まってくれました
普段は私は oubaitoriプロデュース公演として若手育成プロジェクトも視野に入れた活動もしています。
良質な作品に良質な稽古、しかしそこに参加するのは演技へ発展途上の方々や舞台経験豊富な方々など、演技の差があるような混合チームです 
あえてそうしております
場作りをしていかない事には成長はないのですし俳優陣はお客様に鍛えられるものだと思うのです
稽古の中で変化し表現が豊かになる俳優を目撃した事は何度もありこの活動の手応えも感じております
お客様が応援のし甲斐がある!に転がるってくださるか、離れて行くかは、作り手の「熱量」だと感じております ご興味ありましたら足をお運びください

しかし今回の十二人のメンバーはその様な集まり方とは少し違う形をとりました
oubaitori参加経験があり十二人の作風に合うメンバーに先ずは声がけしました。この時点でいつもと違うのですが、更に応募し面接、更に信頼する俳優達からの推薦者などを集いました 今このタイミングで私と出逢った精鋭達が集結したと思っております 
私の出演者達への演技のはアドバイスは秘伝なのでここでお伝えする事は出来ませんが日々体感しモノにしようとしてくるいる姿勢が頼もしいです もう出来上がりお魅せする段階にきておりますが初日までのあと数日、粘りたいと思います。まだまだ良くなりそうです

16日完売です

ありがとうございます
他の日程は空席もちらほらございます
無名、有名など関係ありません良いモノを良いのでしょきっと
そして今は有名であり誰も知る事にある現象であっても
過去は誰にも知られなかった無名の人、現象だったのですからね

この機会にぜひ

「十二人の怒れる若者たち」

ご覧くださいお待ちしております

[さひがしジュンペイ扱い 予約フォーム]東中野バニラスタジオ公演
https://www.quartet-online.net/ticket/12angtyyouth?m=0ycicdd

[さひがしジュンペイ扱い 予約フォーム]目黒CLEOスタジオ公演
https://www.quartet-online.net/ticket/12meguro?m=0yhagdi




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