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アラジンは、魔法のストーブ。

私は、ちょっと古いもの、レトロなものにとっても惹かれます。そして一つのモノを長く使っていたい性分。そんな私が3年くらい気になって購入を迷っていたのが、「アラジンブルーフレームヒーター」です。

最初にイギリスで作られて以来、ほとんどその姿形、基本的な構造を変えずに約100年使われ続けている、石油ストーブ。シンプルだけど存在感のある外観と、きちんとお手入れしながら使えば何十年と使用できるという、昔から変わらない仕様。

新たな暖房器具の購入を検討していた私は、このアラジンに一気に心を持っていかれました。シンプルで、美しい。そして長く付き合えそう。まさに、私の理想!!!しかし、気になる点が二つ。①推奨される週に一回のメンテナンスができる自信がない、②豪雪地帯での暖房能力が不安、でした。

特に①は、当時、双子たちの出産直後。加えてフルタイムの仕事に復帰していて、目の回るような忙しい日々。普段、とりあえず生存に必要な最低限の家事にしか手が回らない状況の中、ストーブを丁寧にケアする生活・・・いやいや、無理無理無理。まったく想像つきません。せっかく良いモノがあっても上手に付き合えないなら意味がない。すごーく気になるけれど、買うのは今じゃないな、と思ってそのままにしていました。

そして、昨年夏に仕事を退職。秋を迎えるときに、またアラジンストーブのことを思い出し、ふと「買うなら今かも」と思い立ちました。今なら、ストーブに手をかける時間もできるかも、と。

②については、口コミなどでやはり我が家の部屋の広さ、豪雪となる地域の気候には不十分かもという不安は残りました。でもなんだかんだ秋からGWくらいまで暖房を使っている冷涼な気候の地域。春や秋にも活躍するのではという予測で、思い切って購入を決めたのでした!

そして、我が家にやってきました、アラジン。合わせて注文した、里山エンジンさんのアラジン用のストーブガードと一緒に、リビングの一角に。初めてのアラジンブルーフレームと過ごす冬は、快適で、意外と暖かくて、不思議と眺めているだけでなんだか心が落ち着くのです。

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心配していた暖房能力は・・・やっぱり雪が降るような氷点下の気温では、他の暖房器具と併用でないと暖まらないけれど、徐々に寒くなってきた秋はアラジン一台でも十分暖かい。冬でもそんなに気温の下がらない昼間は、厚着して、アラジン一台でOK。(常夏フィジーからやって来た寒がり夫は、すぐに2台目を点けますが^^;)そんなわけで、これから春先もしっかり仕事してくれそうです。

そしてメンテナンス。正直、簡単な拭き掃除はちょこちょこできても、本体の中の部品まで取り外しての作業は、少し生活がバタバタすると週一回なんて全然できていません。それでも月に数回、よし今日は時間とってやろうと決めて、一つ一つ部品を外して磨いたり、汚れを落とす作業は、それ自体が一つのモノに無心で向き合う、気持ちの良い時間だということに気付きました。一連の作業がようやく手に馴染んできたような気がしています。

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ストーブの上にやかんを置いたり料理したりもできますが、子どもがいたら危なくて気を遣うのでまだそこまで活用はしていません。タイミングを見てやってみたいなー。5歳長男は、アラジンの点火にいつも興味津々で、点けるときには自分でと、マッチで上手に火がつけられるようになりました。

このアラジンを出す、寒い季節が、毎年楽しみになりそうです。

ちなみに我が家には他に、黒の反射式ストーブと、白のファンヒーターがあるのですが、誰からともなく「クロジン」「シロジン」と呼ぶようになりました。「ねえねえ寒いけ、クロジンも点けていいー?」「今はあったかいからシロジンは消しといてー」みたいな会話です。アラジンのおかげで?他のストーブにもなんだか愛着が(笑)。この3台が交代で、今日も家族の集まる空間をあっためてくれています。

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