古民家を遺す地域になりつつある姫路の郊外で開催した赤穂ギャベの展示会。
先月、倉敷にて展示会を行ってから、わずか2ヶ月弱ぐらいの期間を経て、姫路にて展示会を開催している。先月は特別展示として参加する感じであったので、準備することも少なく、僕にとっては初めての倉敷を満喫する機会にもなっていた。そして今回、姫路で行うのはちょうど1年前の開催からの2回目。赤穂ギャベとしては、同じ文化圏(播州)の中心である姫路で行う展示会は、地元へのお披露目という意味合いが強い。
赤穂緞通と赤穂ギャベとノッティング
一年前、会場であるコントレイルギャラリーに1泊してオーナーである森さんといろいろお話する時間を過ごしていたので、1年ぶりに帰ってきた気分だったりする。前回の展示は全フロアを使ったこともあったので、設営は丸1日掛かったんだけれど、今回はギャラリースペースと入り口(土間)のみということなので、午後から始めて夕方までの余裕の設営であった♪
ギャラリースペースは赤穂緞通と赤穂ギャベの展示であるが、土間スペースは、小物(赤穂緞通からのトレイや赤穂ギャベのお試し企画で作っているミニクッション)の他、織り手メンバーにウールを用いたノッティング織り(正確にこの呼称なのかは未確認)を作っている方が加わったこともあったので、その方のノッティングと、先月の倉敷でご縁のあったノッティングも特別展示としてご覧いただける構成となっている。
赤穂ギャベとノッティングとの比較もできるのは、それはそれで思い切った構成だろうか、綿糸とウールの素材の違いも体験できる。
ちょっとしたご縁で岡山のデニム工場の残糸をいただくことがあったので椅子敷きとして作ったもの。そのため、一点限りとなるんだけれどまた残糸をいただく機会があれば作りたい。
薄い藍染めの糸を少しずつ重ねていって、全体にグラデーションを施した椅子敷き。名称を「かさね」に変更する予定でっす♪
見応えとしては、赤穂緞通がやはりなかなか良い。販売しているものもあれば、過去に販売したお客様から今回の展示会用にお借りしたものがあるため、もう見れないと思っていたものを見れる機会にもなっている。お近くの方は、是非ともご来場くださいー
展示会詳細
開催日時:
2022年4月23日(土)~ 29日(金・祝)
各日10時 ~ 17時 会期中無休
会場:
CONTRAIL GALLERY(コントレイル ギャラリー)
兵庫県姫路市広畑区蒲田476
搬入を終えて
先程、少し触れたように、想定していたメインとサブがボリューム感として入れ替わったのは現場での臨機応変での判断であって、失敗したということもなく、これはこれでいい感じで収まったということ。今回、地元(播州)での開催ということもあってか、赤穂ギャベの企画メンバーが久しぶりに集まることができたので、搬入後、車で少し行ったところにある「珈集(かしゅう)」という軽食屋?でお茶をするも、おしゃべりにかなりのエネルギーを使っていた気がする。皆さん話が止まらないのだ♪
その後、コントレイルに宿泊するのは僕だけだったので、オーナーの森さんと二人で晩酌。森さんは、若い時はモデラー(プラモデル)として第一人者だったり、もともと生業としてパイロットをされていたり、引退後にコントレイルギャラリーの母屋に生活環境の移動され、今は油絵を嗜まれつつも、本気の登山家でもある豪腕♪ ルーティンとして週2回は近くの山へ登られているようで、今朝は6時ぐらいから出かけて7時ぐらいには筍(自分の敷地)を数本取って帰って来られた。温和な表情で、一見、悠々自適の生活を過ごされているように見えるんだけれど、実際の中身はご自分への追い込みがかなり厳しい人だったりする。憧れだわー
ご近所の「蒲田蔵の珈琲」に朝9時のオープンと同時に森さんと一緒に訪れたんだけれど、数分後には満席になっていた。ご近所の方だけでなく、姫路の郊外ということもあって、車で来られる方も多いという。蔵を改装したので、蒲田蔵(かまだくら)という名前が付いている。このエリアは古民家が残っており、お店などに改修している状態が多いとのこと。和菓子「甘音屋(あまねや)」がプロデュースされている古民家再生事業もあったり、姫路の郊外は素敵な街だよ!
僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。