見出し画像

あの日に帰りたくなる ぼくのなつやすみ

毎年夏に思い出すゲームがある。「ぼくのなつやすみ」という、山や海に囲まれた自然溢れる田舎で、近隣住民や親戚の家族と交流しながら昭和の夏休みを追体験するゲームだ。小学生の頃、シーズン2を頭痛するほど毎日やり込んでいた。

昔はゲーム大好き人間だったのに、熱中し過ぎて視力が悪くなったのを境に遠ざかっていた。メガネになっちゃったじゃん!と謎の不満.. しかし大人になって、生活が安定してきた今、育児中の息抜きにふとしてみたくなった。

とはいえゲーム機を所持しておらず、初期投資が高い気がしてためらっていたが、youtubeのゲーム実況があるじゃ無いか!と気がつく。現代の恩恵、YouTuberに感謝。

レトルトさんの動画が再生回数が多かったので観てみる。PS2体験者としては、リメイク版に新要素が色々入っていてびっくりした。ナゾナゾ姉妹に虫のNew表示、何回も絵日記に描けるシステム。

さてここからはゲームについて考えたことを徒然と。

主人公のボクくんは旅館を営んでいる家族にお邪魔するが故、交流する旅客がバラエティ豊か。夕陽と外の風を感じてビールを飲むのが大好きな、オーストラリア出身の金髪カタコト写真家サイモン。赤いバンダナに元気な女子大生こと芳花。新キャラで部屋にカンヅメな若き新人気鋭作家つぐみ。みんな面白くていいキャラして話題に事欠かない。

自分が親になって見返すと、両親がシゲルの怪我にすごく心配してみつけた時に抱き合ったシーン、しんみりした時に普段はポンコツなお父さんが語る産まれたときの思い出に、自分の子供時代を抱きしめてもらえるような気分になった。これ、親がもう健康でない世代にとってはナミダほろり..

そして今更気がつく靖子家族の複雑さ。思春期の一番親が必要な時期に両親が家におらず、母は別の家庭を作り、島に戻ってきても家に寄り付かない。昔はこの設定なんとも思ってなかったけれど、なかなか際どい設定するではないか.. 島という狭い環境だからこそ、ある程度家族関係がオープンになってしまうのだろう。

自分のノスタルジーな思い出を頭に留めるだけでなく、ゲームに変換することって思い出のアップデート。ゲームとは、自分が今体験し得ないことが出来てこれぞ大人の楽しみでは..!尊敬するTVプロデューサー佐久間さんもゲームは爺さんになっても楽しめるから今のうちから楽しみたいと言っていた。

そしてゲーム実況YouTuber、楽で楽しそうな仕事だなーと思っていたが、同じゲームを改めて観て気がついた、プロは圧倒的にゲームがうまい(当たり前だ)。自分が夏休みギリギリ使ってやっとやり遂げた虫相撲、余裕な日程で終わらしているし、あんなにイベントやり尽くせなかった.. 小さい頃父のゲームを隣で見るのが好きだったように、上手い人のゲームプレイを観るのって楽しいよね。

と言いつつ、ゲームハマったらやり込むしお金も時間もなーと勿体無がっている。アラサー子育て世代にお勧めのゲームありますか?笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?