見出し画像

ハヴェルツがチェルシーやレアル・マドリードでも活躍できる理由

『ビルト』は、ハヴェルツがチェルシーやレアル・マドリードで活躍できるポテンシャルを持っていると主張している。
ハヴェルツは21歳以下でブンデス通算35ゴールを記録したドイツ人初の選手だ。ブンデス通算100試合出場も史上最年少で達成している(20歳186日)。

『ビルト』のフィリップ・アーレンス記者は、「ハヴェルツにはプレッシャーを跳ね返す強さがある」と語っている。
2016年夏にプロ入りした初日から、ハヴェルツはそのサッカースキルに加えてクールな(冷静な)印象を残しており、PK戦にもつれ込んだ16/17季DFBポカール2回戦ロッテ戦(▲2-2、PK3-4)では、当時17歳ながらPK戦のキッカーを務め、成功させている。
今年3月に行われたELラウンド16ファーストレグのレンジャーズ戦では、48000人のアウェイファンにブーイングされる中で先制点となるPKを決めている。
また、昨季ブンデスでは当時シュトゥットガルトに所属していたアスカシバル(現ヘルタベルリン)の唾吐きに対しても冷静さを保ち、レバークーゼンを1-0の勝利に導いている(アスカシバルは6試合の出場停止処分に)。

数字も、ハヴェルツが海外トップクラブでも活躍できることを物語っている。
ハヴェルツは2016年10月15日にレヴァークーゼンでブンデスデビュー(17歳126日)。
以降、ブンデスリーガ118試合に出場して36ゴールを記録し、さらに25アシストを記録している。
リオネル・メッシは21歳の時に、1部リーグ109試合に出場して54ゴール32アシスト。
クリスティアーノ・ロナウドは21歳の時に、マンチェスターUでプレミアリーグ95試合に出場して18ゴール16ゴールアシストだった。
ただ、ハヴェルツはブンデスの2強(バイエルン、ドルトムント)との対戦では12試合でわずか2勝で、得点はない。
チャンピオンズリーグ8試合でも、未だに無得点である。

元ドイツ代表のローター・マテウス氏は、「ハヴェルツはビッグクラブで活躍するために必要なすべてを持っている。彼はスピードがあり、フィジカルもあるし、ゲームインテリジェンスも持っている。クリーンなテクニックもあるし、(相手にとって)危険だし、責任感もある。イングランドで活躍できると確信しているし、レアル・マドリードでも少なくとも同じくらいできると信じている」とコメント。
「私は彼にとって最も効果的なのは攻撃的なセントラルミッドフィルダーであると考えている。8番または10番のポジションだ。レアル・マドリードではクロースやモドリッチが務めているポジションであり、彼らは共に30歳を越えている。ハヴェルツには永久的な監督からの信頼が必要だ。そして、ジダン監督が望むのであれば、ハヴェルツを頼りにするだろう」と語っている。

元レアル・マドリードGKのボド・イルクナー氏は、「レアル・マドリードは唯一無二のクラブだ。そこに行けば、常に本当にビッグタイトルのためにプレーしていると理解できる。しかし、ハヴェルツがプレーするポジションにおける競争は伝統的に非常に激しい。すべてのサッカー選手にとって、レアル・マドリードに移籍することは、まるで騎士の称号を与えられたかのようなものだ」とコメント。

ドイツ代表のディレクターを務める元FWオリバー・ビアホフ氏は、『マルカ』に対して、「彼はレアル・マドリードに相応しい選手だ。彼はすべてを持っている。多くのタレント、技術、素晴らしいフィジカル。彼は我々ドイツ代表にとって非常に重要になる」と語っている。

ユース時代にハヴェルツを最初に指導したスラボミール・チャルニェッキ氏も、「彼の前には世界的なキャリアがある」とコメント。
「カイ(ハヴェルツ)がU-12チームに入った時、彼はまだ11歳になっていなかった。我々は初日から、彼がトッププレーヤーになる可能性があることを意識してトレーニングを行った。ピッチ上では、年上の選手たちを相手にプレーする方法をすぐに理解していた。それが彼の特徴だった。カイが大きく成長することは誰の目にも明らかで、彼には世界的なキャリアが待っている」と語っている。

【Source】7月10日、Bild

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?