成功体験の罠

大会まで約2ヶ月となり、調整も半分以上経過したので、振り返りをしていきたいと思います。

一言で、調整期間の前半をまとめると、
「前回の成功体験にしがみついてうまくいかなかった」
です。

2021年10月~11月の2大会は間違いなく過去最高の仕上がりで大会に出場できました。そのため、今回もその体をつくった方法を再現しようと考えていました。

仕上がった体をつくる上で大きな要素となるのは食事とトレーニングがあります。

前回仕上がっていった過程は下記のようなものです。

◯トレーニング 
背中/胸/脚/肩/腕の5分割 オフは週1~2 
2~3日に1回トレ始めにPowerMaxを実施

◯食事
P250  F50  C370を4回に分けて摂取

これらを3ヶ月ほどやれば、ほとんど仕上がりに近いところまでいきました。

今回の調整は1月5日から開始し、トレーニング・食事の方法は前回と近い内容で行いましたが、体重・見た目の変化ともに小さいままとなりました。

今振り返れば、もっと体の反応を素直に受け入れて、トレーニングまたは食事のアプローチを変えるべきでした。しかし、前回の仕上がりになったのはトレーニング・食事の絶対解(その当時はベストだった方法)をみつけたからであると考え、それらを絶対視してしましました。

前回の調整方法をおこなったが、うまく体が反応しなかったということは、その調整方法はいつもうまくいくとは限らないということです。

つまり、前回の仕上がりまでもっていけたのは食事・トレーニングの内容が絶対的によいものだったということではなく、その当時の体の状態、夏~秋の環境、生活習慣などで有効だったということです。
(他にも自分では気づけていない多くの要因があった可能性があります)

いつでも完璧な調整方法はないことなど、少し冷静に考えれば分かりそうなものですが、なかなか気づくまでに時間がかかってしまいました。

こうなってしまった根底には、絶対的なものがあって、それにしがみつくことで安心したかったのかもしれません。

しかし、本当に重要なのは絶対的なものはないということを受け入れて、新しいことをしたり、これまでやってきたことをやめたりして、体の反応を見ながらその時々にあった調整方法をみつけていく姿勢でした。

思い返せば、前回の調整ではそれ以前までのPFCのバランスを変えてみたり、MCTオイルをとりいれたり、EAA、BCAAをやめたりと新たな取り組みをしながら仕上がりを模索していく中で調整方法の形が出来上がっていきました。

5月のQualifierまで残り2ヶ月となり、現在のコンディションから仕上がりまでいけるかかなり不安ですが、この不安の中で今回の調整方法を確立していきたいと思います。

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