揺るぎない技術と最高品質のプロダクトを求めて。社会人2年目で転職した女性エンジニアの話
こんにちは!セーフィー株式会社でバックエンドエンジニアを務めている神田です!
最初に少し自己紹介をさせてください。
私は理系の大学院卒で、専攻はオペレーションズ・リサーチという分野でした。みなさんに馴染みのある分野ではないのですが、簡単に言うと数学を用いてお店の出店場所の最適化や、トラックの配送経路の最適化などを行います。
現在は社会人2年目にあたり、前職ではWeb系の受託開発会社でバックエンド・インフラエンジニアを務め、今年3月、セーフィーに入社しました。
このように書くと、「理系院卒だからプログラミングが得意でそのまま仕事にしたのかな」と思われがちですが、実はもともとはプログラミングは得意ではなかったため、就活を始めたときにはエンジニアという選択肢は頭にありませんでした。
そんな私が、
について、仕事に対する想いなども織り交ぜながら書かせていただきます。
エンジニアとしてもう一歩ステップアップしたいけれど、どのような転職先を選んだら良いか迷っている方や、受託開発から自社開発に移りたいと思っている方にぜひ読んでいただけると嬉しいです!
エンジニアになった経緯
正直なところ、学部生の時はバイトとバンドサークルの活動に全力投球で、将来のことは真剣に考えていませんでした。しかし、大学院1年生の時に、「2年後には社会人、じっくり就活できるのはあと1年だ」と気がつき、急に危機感を覚えました。自分の選択に後悔したくなかったので、そこからは全力で就活を始めました。
就職活動を始めた当初はどんな職に就きたいのか全くイメージが沸かず、
・外資コンサル
・大手事業会社の企画職
などを幅広く見て、数々のインターンにも参加しました。しかしどの企業でも「自分がやりがいを持って働いている姿」を想像することができませんでした。
そんな中、やりがいを持って2年間アルバイトをしていた居酒屋が閉店することになってしまいました。実はバイト先が閉店してしまう経験はこの時が2度目で、1度目と同じ思いをしないために真剣に取り組んでいたこともあり、心の底からショックを受けました。
その時、急に自分がやってきたことに自信が持てなくなってしまいました。お店がなくなってしまっても自分が経験したことはなくならないのですが、それがはっきり目に見えなく、いわゆる「手に職を持っている」状態ではないということに不安を覚えました。この経験を経て、「どんなところでも活躍できる、揺るぎない技術力を持った人になりたい!」と強く思いました。
大学院での研究でプログラミングの経験も多少ありエンジニアという職業自体が身近にあり、実務経験を積めば積むだけスキルが身につきそうだったので、ここからエンジニアを目指すことにしました。
前職の受託開発会社を選んだ理由
プログラミングの経験は多少あったものの、実はあまり得意ではありませんでした。にもかかわらず、エンジニアを目指し始めたのが大学院2年の5月だったので、「一刻も早く実務経験を積みたい」と思いインターンが可能な企業を探しました。そこで出会ったのが前職の受託開発会社です。(今思えば基礎力すら怪しかった自分にチャンスをくださって、心から感謝しています...!)
開発していたのは、
などで、要件定義・設計・開発・テスト全てを含めて3ヶ月程度で完成させる案件が多く、1年半で約10件のプロジェクトに携わりました。
最初は右も左もわからず、フォームのデータをPOSTするだけの実装に丸二日かかっていましたが、わからなかった部分を一人で作りあげられた瞬間の喜びがたまらず、どんどんプログラミングが好きになっていきました。修士論文を書かなければならなかったので、研究と勉強の両立をさせなければならなかったのですが、新しいことを知って身につけていく過程が大好きなので、まったく苦ではなかったです。
ある程度実装力がついた後は、フロントエンド・モバイル・インフラと様々な分野の開発に携わらせていただきました。飽き性な自分にとってはいろいろな分野の開発を少しずつできて本当に楽しかったですし、物凄いスピードで成長できる環境だと感じたので、インターンからそのまま入社することを決めました。
あまり得意ではないと思っていましたが、実際にインターンとして働きはじめ入社を決めるころには "エンジニアは自分にとって天職だな" と思い始めました。
転職のきっかけ
コードを読んだり書いたりする日々はとても楽しかったのですが、入社3ヶ月目くらいから「自分が納得できる品質で納品できない」ということに悩むようになりました。お客様のプロダクトをより良いものにするために、機能やデザインなどについて様々な提案をしたいのですが、実際はお客様側の予算と納期の問題によって、ほとんどの提案は却下されてしまっていました。
「もっとよくできるのに、それをやらせてもらえない!」
モヤモヤした気持ちを抱えていましたが、だんだんと「提案しても通らない」のが当たり前になってしまい「良いものを作りたい!」という情熱が薄れていっていることにふと気がつきました。
その時、本来はものづくりが仕事なのに、今の自分は完全に「言われたことをコード化するマシーン」になってしまっていることに気がつき、「最高品質のプロダクト開発に全力投球したい」と思ったのが転職のきっかけです。
インターン期間を含めても1社目の在籍期間は1年半程度で、一般的に見ると非常に早い転職だと思います。
実際、同級生や家族に「もう転職するのは早すぎない?」と言われたりしましたが、揺るぎない技術を身につけるために、もっとレベルの高い環境で開発したい!という思いが非常に強く、自分では早すぎるとは全く思いませんでしたし、逆に早く次のステップに進まなければ自分の成長が止まってしまうという危機感さえありました。
転職活動で大切にしていたこと
転職活動をする上で、大切にしていたことが3つありました。
①最高品質のプロダクト開発に全力投球できる
これは転職のきっかけにもなったことなので、品質に妥協しないで開発ができる環境は必須項目でした。
②そこでしかできないプロダクト開発に挑戦できる
Web開発を始めた頃は全てが初めてで何をやってもわくわくを感じられたのですが、出来ることが増えてくるとその気持ちも薄れてきていました。また、前職の環境で挑戦できるようなことには全て挑戦し切ってしまい(いろいろやらせてくださったことには本当に感謝しています!)、少し物足りなさを感じていました。
そのため、自分が出来そうにないようなレベルの高いことをやっている業界で、もっとたくさんの挑戦をしたいと思いました。
③従業員みんながプロダクトに愛を持っている
今までの受託開発では、開発が終われば自分が作った物を手放すことがほとんどでした。私自身は育てた我が子と別れるようで非常に寂しかったのですが、共感してくれる人はほとんどいませんでした。そのため、愛を持ってプロダクトを作っている人が集まっている環境に非常に憧れを持っていました。また、みんなが誇りに思えるプロダクトの開発こそ、一番やりがいのある仕事だと考えていました。
セーフィーとの出会い
3つの軸をもとに求人を探している中で、興味のある分野はたくさんあったのですが、当時、動画配信やライブ配信が流行っていて、そういった分野の求人を調べていたら、「映像」のワードに引っかかったのかセーフィーに行き着いたのを覚えています。
それまで聞いたことのない会社だったので、事業内容などを調べてみると"監視カメラをつかったクラウド録画サービス"という、これまで聞いたことのないサービスを開発している会社で、
と一気に興味が湧きました。(業界シェア約50%で競合もあまりいないため、サービス内容がユニークなのは当然でしたね笑)
実際に話を聞いてみると、「技術レベルが高く難しいことをやっていそう、ここならわくわくしながら開発ができそう!」と感じ、ぜひ挑戦してみたいという気持ちでいっぱいになりました。また、セキュリティカメラの映像を扱っているので、何かシステムトラブルがあるとプロダクトの品質や会社の信頼に直接影響するという点が、いい意味での緊張感を持って開発ができる環境だな、と感じました。
ほかに内定をいただいていた企業さんもありましたが、上記転職軸にマッチするのに加えて他にほとんど類をみないクラウド録画サービスの開発ができる点や、面接で感じたメンバーの自社プロダクトを大切にする気持ちに非常に魅力を感じ、セーフィーに即決しました!
入社してみて感じたこと
入社して3ヶ月が経ちましたが、感じていることを環境面と技術面に分けてお話しします。
技術面
今まではフロントエンドと同時開発だったので、実際の画面を見ながら開発していたのですが、今は完全バックエンド開発のみに集中できていて楽しいです!ただ、WebRTCまわりに関してはまだ全然わからないので、はやく理解して業務に携わりたいです。
チームの方々からのコードレビューもサービスのパフォーマンスを意識して細かくレビューしてもらえますし、レビューでのコメントや定例会での話し合いから技術レベルの高さを感じ、日々勉強させてもらっています。
環境面
メンバーは本当に穏やかで優しい人ばかりで話しやすく、非常に働きやすいです。困っていることは現時点では何もないのですが、今後何かあったときにはすぐに相談できると思えるくらい温かい環境です。
また、新しい技術の導入や既存システムの改善について提案できる時間が毎週あり、意見交換して実行までしています。互いを尊重し、尊敬し合える最高のチームなので品質に一切の妥協をせずに開発が進められ、転職に一番求めていた「最高品質のプロダクト開発に全力投球できる」が叶えられる環境だと確信しております!
これからの目標
私の目標は大きく2つあります!
1つ目は、「エンジニアとして働くなら、技術レベルが高く成長し続けることができ、他社ではできない開発ができ、かつ楽しく働けるセーフィーがいい!」と多くの人に思ってもらえるよう、セーフィーの開発部門を盛り上げていくことです。クラウド録画サービスの開発はセーフィーでしか出来ないと言っても過言ではないですし、誰もが憧れる環境を実現できるのではないかと思っています!
2つ目は、セーフィーの開発部門を引っ張っていけるくらいの技術力を身につけ、セーフィーに希望を持ってジョインしてくれるメンバーのマネジメントまでできるようになることです。
そのために、まずは自分の技術力を磨きつつ、勉強会の開催やテックブログの執筆も今後積極的に行っていき、多くのエンジニアにセーフィーを知ってもらいジョインしていただきたいと考えています。
セーフィーはお陰様で事業が急拡大しており、特にエンジニアの方を積極的に募集しています。成長意欲があり、最高品質のプロダクト開発をしたいと思っている方はぜひ一緒にセーフィーの開発部門を盛り上げていきましょう!少しでも気になっていただけた方は、まずはカジュアルからでもお話してみてください!!