実は保育士試験を受けてみた①
保育士試験を受けた理由
昨年9月に登録販売者資格に挑戦して一発合格できたので、今年は保育士試験にチャレンジしようと考えた。(登録販売者についてはまた別の機会に書いてみようと思う。)
資格マニアなわけではない。登録販売者資格は取得できたが、実はこの資格、誰もが認める国家資格でないというのが気にかかり、他に取得できる国家資格は無いかと探していて保育士資格が目に入った。大体国家資格というのは、大学や専門の学校で単位の取得が必要だったり、上位学校の卒業資格が必要なくてもやたら難しい勉強が必要なものが多い。そんな中で、保育士資格は私にも受験資格があり、登録販売者で勉強した医薬品や健康のことなど少しは関係がある。それに私は3人の子どもを育てた母親だ。保育士に打ってつけではないか?そんなわけで、丁度昨年の12月から保育士試験の勉強を始めた。
https://www.hoyokyo.or.jp/exam/about/index.html
保育士試験の概要
保育士試験は年に2回試験がある。いかに国が保育士を増やしたいかがわかる。それでも試験は中々手ごわくて筆記が9科目、
保育原理
教育原理及び社会的養護
子ども家庭福祉
社会福祉
保育の心理学
子どもの保健
子どもの食と栄養
保育実習理論
実技試験が3科目
音楽に関する技術
造形に関する技術
言語に関する技術
(必ず2分野を選択)
かなりの勉強と準備が必要だ。登録販売者の時は5科目で、その上医薬品を扱うための試験である以上、難しい用語や薬品の名称、法律等覚えることが多くて大変だったのだが、それをクリアできた自身があったので、きっと何とかなると勉強を始めたが、これもまた覚えることが多くて大変だった。
保育士試験は不合格でもその試験回で合格した科目はそこから3年間有効になる。なので、最初の筆記で全部合格できなくても、筆記は9科目合格で二次試験が不合格でも、合格している科目は3年間再受験しなくても良い。その制度があったので、2回の受験で全て合格することを目標に勉強を開始した。
保育士試験筆記試験の勉強法
登録販売者の時もそうだったが、正直あまりお金を掛けたくない私は、今回はマニュアル本すら買わずに、ネットにある過去問サイトで勉強をした。
マニュアル本は本来、その資格を取るために学校で教科書を使って数年間学ぶべきことを、効率よく学ぶことができるものだ。しかし、実際の試験はそこに掲載されていることのほんの一部が出題されることになる。しかし、それぞれの資格試験には出題の傾向というものがあり、単にマニュアルを学習するだけではその傾向に対応できないのだ。
多分多くの人がそうするように、私もマニュアルを使わず過去問を解いた。マニュアルを読むよりも試験の問題を解く方が頭に入るし、何しろ試験に出る問題の傾向を知ることができる。どうしてその解答になるのか知りたければ、その言葉の意味を知りたければググれば良い。今はインターネットにいくらでも無料の情報があるのがありがたい。わからないことを調べることで知識は身に付く。マニュアル本を読んでノートにまとめる作業をするだけではなかなか覚えられない。そうそう、ノートに書くのも時間が取られて効率が悪いので、私はExcelに年度毎科目毎に解答ファイルを作り、1週目2週目3週目の回答を列で見えるようにして理解度を把握した。同じ問題を2回以上間違った場合はその問題だけ数日後に再度解いて覚えるようにした。
最初は1/3くらいしか解けなかったのが、数年分を解いたり、2週目をやったりするうちにコツが身に付いたというか、全科目50%は取れるようになってきた。
2024年前期保育士試験筆記試験の受験
保育士試験は60%以上で合格だ。そのくらいの状況で今年前期の試験を受けたところ、解答速報で8科目が60%以上で「子どもの保健」だけは11/20問つまり55%だったので、解答用紙のチェックに勘違いとかあって合格してるかも?と良いように考えて、すぐに2次試験の練習を開始した。しかし、正式な受験結果は「子どもの保健」たった1問の差で不合格になってしまった。1年で2回の受験で合格できればいいやと言っていたわりに、たった1問正解できなかっただけで不合格になったことがすごくショックだった。
残り1科目だし、何しろ1問で落ちたことでやる気をなくして、後期試験を申し込んみはしたものの、全く勉強に取り組む気にはなれなかった。残り1か月を切り、重い腰を上げて「子どもの保健」に取り組んだ。過去問を3周取り組んでしっかり準備して臨んだ試験は90%の正解率で合格、満足できる結果となった。
実技試験については次回話すことにする。