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大分県はあったかいです‐貴州省から‐

停電の中、協力隊として初授業を終えた。
時おなじくして、初腹痛を迎えた。
理由はわからない。
なんだか胃のあたりも硬いような気がする。

いままでお腹が弱い人の気休め薬だと思っていた正露丸が効果てきめんで、これからは正露丸に足を向けて寝られない。

「(サファー先生の手伝いは)しなければならないことです。」
今日、授業サポートをしてくれた1人の男子生徒がそう言った。

〜なければならない。

通常、これは『義務や必要』の意味として教えている。中国人の先生に指示されて義務感から動いている、ときっぱりと宣言され少し寂しい気持ちになる。

が、よくよく聞いてみると、『大分県の高校に留学経験がある』とのこと。そのときに大分の人に大変よくしてもらい、その恩返しの気持ちからの発言であった。(なんと毎日温泉に入っていたそうだ。羨ましい!)
文法に囚われていたのは、こちらの方でした。

大分県発の優しさが貴州省まで届きました。大分の人ありがとう。
こうして私自身「しなければならないことです」のサイクルに取り込まれ、終えた初回授業。サイクルは回さねばなるまい。


写真は職員用の食堂で撮ったもの。
いくつかある食缶から好きなおかずを選んで、好きな量食べる形式。玉ねぎが甘くて驚く。



2019年08月14日 選り抜き協力隊日記

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【一言メモ】
昨日の今日、協力隊の訓練施設に入りました。入所日の朝、自宅の鍵が壊れてなかなか出発できず焦ったのも何か示唆的なものを感じます。

写真の食事は5元。家畜伝染病による豚肉価格の高騰や、教員家族による食い逃げの影響で途中から6元になりました。あれ?7元だったかな。だんだん薄くなる記憶です。(私もタッパーに詰めて持ち帰って、2食分にしていたので共犯です。後に持ち帰りもNGになりました。)

回ってきた「しなければならないことです」のサイクル。
私は回せたかな、これから回せるかな、なんて考える今です。



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