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フルリモートでの創業から3ヶ月たってみて。

こんにちは。ワカルク代表の石川です。

私たちは、オンラインのオフィスワーク代行業をメイン事業としてスタートしていますが、「オンラインの」という文字通り、事業開発から営業、サービス提供開始、採用まで全てフルリモート・オンラインで会社創りをしています。

今日は、本格的に創業準備を始めた8月からこの3ヶ月の歩みをまとめてみたいと思います。


フルリモート創業。この3ヶ月のざっくりスケジュール

■1ヶ月目(8月)
社名、事業内容、ビジョン・ミッション・バリューづくり、メンバー集め
■2ヶ月目(9月)
登記準備、サービス開発、営業、サービス提供スタート、登記、社内ルールづくり
■3ヶ月目(10月)
引き続き営業、サービスブラッシュアップ、HP制作、セキュリティルール、営業資料作り、銀行口座開設、事業計画、新メンバーの採用、受け入れ態勢づくり

実はこの3ヶ月間で、創業メンバー3名(全員東京在住)が一緒に顔を合わせたのは、初めのキックオフの1回のみ!役員2名でさえも、3ヶ月間で直接会ったのは3~4回です。
他、海外在住のスポットメンバーや、11月からジョインしてくれた大阪在住のメンバーなど、本当に本当に全員が会わずにフルリモートで会社創りをしています。

フルリモートのコミュニケーション術

ワカルクでは、
・日常の社内コミュニケーションツール・・・Slack
・お客様との案件やり取りツール・・・Slack、FacebookMessenger、LINE、Chatwork、(時々メール、電話)
・定例Mtg・・・Zoom(全社週1回、営業・広報隔週1回)
・案件ベースの細かい相談・・・電話
で日々やり取りをしています。

まだメンバー同士で明確にコンセンサスを得てはいませんが、普段顔を合わせないからこそ、コミュニケーションの際にはこんなことに気をつけています。

1、感謝の気持ちを伝える。
→ワカルクのSlackのスタンプは「ありがとう!」が最多頻出だと思います。全てのことに対して感謝の気持ちを一番に伝えるようにしています。

2、朝の挨拶

→毎日業務スタート時に、各自が今日のタスクを「hello」チャンネルにあげています。(「今日は午前中病院連れて行きます」など、子どもの体調不良の状況も一緒に共有)

3、感情も言葉にする努力をする。

→仕事の内容や進め方で気になったこと、自分の状態や感情など、顔を合わせていないからこそ、自ら発信する、言葉にする努力をしています。

4、細かいニュアンスを伝えるのは電話で。
→急ぎの件や細かいニュアンスを伝えるには、やはり直接話すのが一番伝わりやすいので、チャットだけに頼らず、電話もこまめに使っています。

5、雑談もあえて大切に。

→個人的には、雑談せずに仕事をガーっとしてしまうタイプなので、メンバーが率先して、「nonbusiness」チャンネルを作って積極的に子どものこと、家族のことなど、雑談を盛り上げてくれています。フルリモートだからこそ、意識的に仕事だけではなくお互いを知る機会を作るのは、本当に大切ですね。

フルリモートの創業フェーズで大事にしていることを経営者の視点から

個人的に、創業フェーズで特に大事だと思っているのが、会社としての判断軸、お客様に対する品質基準の目線合わせ。
フルリモートだと、膝を突き合わせて議論をしたり、営業同行ができないため、「一緒の空気を吸いながら」「背中を見せながら」伝えていくことができません。なので、私も思考を深めながら繰り返し伝えること、角度を変えて伝えることを意識しています。

出来る限り口頭だけでなく、文書化しながら、その言葉を選んだ背景や、意味をどう捉えているか、説明をしながら伝えるように努力しています。
同時に、メンバーの発言の意図、発言の裏にある想いを極力くみ取ろうとしていますが、ここはまだまだ修行が必要そうです。

必要なのは相手に対する感謝の念と深い洞察力

これからのポストコロナ時代においては、フルリモートで国内だけでなく、海外のメンバーとチームアップして創業する会社や団体が爆発的に増えてくると思います。そんな時必要となるのは、会えない、会わないからこその、相手に対する感謝の念と深い洞察力ではないかなと思っています。ここら辺の話は、私自身も事業を進めながら考えを深めていきたいです。

ワカルクもスタートからようやく3ヶ月。これからもフルリモートでの働き方を自ら実験しながらTipsを溜めていきたいと思っています。

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