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「タブーという常識」毎日ショートエッセー:古い羅針盤138章

言わぬが花、阿吽の呼吸、そこまで事を荒立てなくても、が、和の精神、日本の美学である。尤も、この寛容な態度と奥ゆかしさが、どうも海外の人から見ると、まどろっこしいのだろう。日本人は荒立てても、決して後味が良くないというコスパ精神を持つ。グレートジャーニーの遺伝子を持つ海外の方々と違って、この極東の島国に住む殆どの人々は、海を越え、山を越え、ようやくこの地に辿り着き、狭い国土で寄り添って生きて来た。加えて、何度にも渡る自然災害の脅威。仲良く、手を取り合わなければ、生き抜けない、そんな遺伝子のスイッチが入っている。「まだ本当のことを言わないの? 日本の9大タブー (幻冬舎単行本)」:フィフィ氏を読んでいる。

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