「戦争という果てない絶望」毎日ショートエッセー:古い羅針盤127章
先月、広島でG7サミットが行われ、現在戦禍に遭って居るウクライナ大統領迄が、日本を訪問するというハプニングがあった。米国主導共言われる電撃訪問だが、未だ、原爆被害の跡が残っている広島で、何を想ったのか?戦争を引き起こしたのは、ロシア側の侵略に依るものだが、自国を其処まで劣化、弱体化したのは、ウクライナ大統領の責任でもある。責任者とはそうした冷酷な判別をされるものだ。ユーラシア大陸は広大で一つながり。ウクライナの次は欧州かと、欧州の首脳陣はロシア侵略の波を事前に押しとどめようと躍起だが、それまでは安価なロシアの天然ガスによって経済を支えてきたのだから、こちらも一蓮托生なのである。はてさて、いずれにせよ、戦禍に苦しむのは現地の住民である。海外メデイアが取材したバハムートの廃墟に近い光景を見ると、戦後の日本と何ら変わりなく、戦争の悲惨さと暴力性に改めて戦慄を受けるのは私だけではないと思う。「ソ連兵へ差し出された娘たち」:平井 美帆 (著)を読んでいる。
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