見出し画像

「医師の本音 01」毎日ショートエッセー:古い羅針盤134章

兎角、人間は勝手な生き物である。例えば、職業に関する判定。裁判官は正義の味方、教師は育児の聖者、そして医師は赤ひげであると。詰まり、何を置いても患者の命を最優先に、粉骨砕身人生を捧げると曲解している。確かに医師になる、詰まり、医師免許を取得するには幾多の困難が待ち受けている。難関な受験戦争に打ち勝ち、過大な授業料を8年間も負担し、加えて、厳しい国家試験が待ち受けている。更に、昨今は医療ミスでも起こそうものならば、逆切れされ、提訴される有様。過剰労働、過剰勤務の際たるものとして、やや人気も翳り気味である。とは言え、定年がなく、基本給が高い職業故に、盤石の商売であることには違いない。「精神科医の本音」:益田裕介氏を読んでいる。

ここから先は

556字
この記事のみ ¥ 100

最後までお読み頂きありがとうございました。よろしければ、サポートお願いします。文献購読&調査等に活用致します。