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「人生100年という呪縛」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章

人生100年時代と言われて、久しい。一方で、健康寿命と一般的寿命に格差があることも事実だ。男性だと70歳がその閾値で80歳以上なると、その活動度は一気に低下するようだ。女性はもう少し長生きだから、その閾値はもっと遅くなる。75歳を後期高齢者として政府が取り扱うのには、それなりの統計的理由があるのだ。更に、現実の社会では近代医療の高度化と平和が齎す日ごろの健康維持活動が、その閾値は徐々に上がってゆく。一方、この時期は終活も同時に始めなくてはならない微妙なタイミングでもある。こちらは我が国の厳しい国家財政と少子高齢化による若年層の負担過多が叫ばれており、我が身、我が始末は自己責任で負う時代だからだ。アクセルとブレーキを一緒に踏むという中々シンドイ人生の後半戦でもある。「82歳村上祥子の人生、ただいま拡大中!: おひとりさまを愉しむ極意」:村上祥子氏を読んでいる。

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