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「登山というリスク」毎日ショートエッセー:古い羅針盤131章

未だに、遭難者が絶えない登山。何故、其処まで危険を冒して、山に登るのか?と問われた登山家たちの答えは何時も同じ、其処に山があるから。分かる。人間はチャレンジな生物だ。否、好奇心が強いというべきか。もちろん、誰しも自分が事故に遭うなどと考える筈もなく、当然ながらの備えもして、山に登る。しかし、山は日常馴染んだ街とは違う。自然そのもの。だから人間の非力では敵わないものなのだ。だからこそ、未踏の美しさが其処には秘められているのだが。「「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から」:中村富士美氏を読んでいる。

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