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「超進化論の学び 03」毎日ショートエッセー:古い羅針盤129章

腸内フローラの存在を知ってから、私は腸内に神が宿っていると思っている。その神は人体を構成している細胞数よりも多い微生物である。主に腸内に存在して、彼らが存在する腸の襞の裏側には、これまた、大切な免疫細胞が配置されており、日々口にする食べ物の円滑な消化と併せ、体内に嫌と言う程流入する多種多様な異物(毒も含めて)に対して免疫効果を発揮してくれている。01で植物がモノ言うという事実に驚く、更に、昆虫類がしっかりと共生を果たし精密な社会さえ構築している事実に胆を潰した私たち。更に、驚きは、こうした植物や昆虫に常に宿る、この微生物のスーパーパワーである。それは又、細胞の進化と密接に関係し、単細胞から有核細胞、更に、ミトコンドリアの取り込みまで、どんどんとその機能を共生によって増やしていった歴史とも重なるのだ。「超・進化論 生命40億年地球のルールに迫る」:NHKスペシャル取材班、 緑慎也氏を引き続いて読んでいる。

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