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こころにおきたいことばたち_1

「我々はすべて、今という時代の通行人みたいなもの。 通りすがりの人間なんだけれど、通りすがるからには、よいことをして、次の時代に繋げるようなものを、のこして…」

日曜美術館 建築家・内藤廣
渋谷駅◦世界一複雑な都市開発を率いる男
 から


内藤廣は、渋谷駅都市開発に長年関わる建築家である。
内藤はまた、
「牧野(牧野富太郎記念館)が建っている五台山と渋谷って、似ていると思うんですよ。」という。

「五台山は、自然の力が違う。潮風に乗ってミネラルが山にあたり、植物のエネルギーが高く、いろいろな植物が多様に集まっている。
海風は来ないけれど、さまざまな人が、違った価値観が行き来し集う、渋谷も同じ(ようなもの)だ」と。

「都市開発のこと聞かれるけれど、立派なものを作ろうと思わない方がいい。(建築や都市開発も) もっとゆったり構えて、完成形なんてないんだよ、と言ってみると、建築の本当の良さとか、力とかが見えてくるんじゃないかな。」とも。



「思った通りに震災復興ができているなんて全然思っていない」という、
内藤廣さんが、せめて魂を込めたという、
高田松原津波復興記念公園  国営追悼・祈念施設の、祈りの地点に立ったとき、私たちに、どんな心がみえるのだろうか…。




時々、「心におきたいことばたち」というタイトルで、私が「いいことば」だと思うものを、このnoteでご紹介したいです。
これは、朝日新聞の「折々のことば」の真似です。(これを真似するとは、度胸があるのか、バカなのか、両方ですね。)
また、noteで、自分ではない、他の人の言葉をどこまで引用してよいのか、分かりませんので、「これは良くないよ」と思われたら、ぜひ教えてください。最近「折々のことば」を読んでいないので、図書館に行った際、読みたいです。

今回の内藤さんのことばも、テレビ番組を通して、私が聞き取ったものなので、内藤さんが伝えたいことと、私が聞き取ったものと、ニュアンスが違っていると思います。そこは、お許しください。



内藤廣さんのこと、恥ずかしながら全く知らなかったんです。
渋谷駅再開発の会議に、地元の方に参加してもらい、地元の方に「渋谷のプロなんだから、忌憚ない意見を言ってください」という、内藤さん。
そういわれた渋谷に住む地元の方の、なんと誇らしげな顔。
渋谷の癖」を活かした、変わりゆく渋谷をまた歩いてみたいです。
設計された建物も、いつか旅の中で、行ってみたいので、自分のためにもURL貼っておきます。


牧野植物園のURL ↓

島根県芸術文化センター ↓

https://www.grandtoit.jp/


私のnoteの記事に気軽に貼っていいのかと、大変悩みましたが…、
高田松原津波復興記念公園 国営追悼・祈念施設  ↓



最後に、タイトルの上の彼岸花の写真は、
息子が撮ったものだと、お伝えいたします。