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【5/3更新】 タンザニアおすすめ観光スポットまとめ

タンザニア暮らし2年目のアラサー女子が、タンザニア国内のおすすめ観光スポットをまとめてみました!渡航前にぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

観光地や写真などは随時追加していく予定です。

【最終更新日:2024/5/3】


ダルエスサラーム

タンザニア最大の都市ダルエスサラーム。海に近く交易の港として栄えた歴史から、今でもアラブ系やインド系の方が多く、その多国籍な雰囲気も魅力の街です。

「アフリカ三大凶悪都市」に数えられるほど治安が悪いことで有名ですが、大半の人はめちゃくちゃフレンドリー。道を歩くだけで「ジャンボ!(こんにちは)」「ラフィキ!(フレンド!)」と声をかけてくれます。

ただ、スリやタクシー強盗などの犯罪が多発していることは事実。用心を重ねつつ、観光を楽しみましょう!

【観光地】 Tinga Tinga Arts Cooperative Society

タンザニア発祥のモダンアート・ティンガティンガの制作風景を見ることができるスポットが、通称「ティンガティンガ村」。

ティンガティンガ自体は東アフリカのどこのお土産屋さんでも購入することができますが、ここが一番種類が多くて品質もいい!

中に入ると、壁中がカラフルなティンガティンガで埋め尽くされた工房で、たくさんのアーティストさんが絵を描いています。

日本からのお客さんも多いらしく、中には日本に行ったことがあるというアーティストさんも!「サカナ」「キリン」と日本語で何を描いているか教えてくれるので、現地の方とのコミュニケーションを楽しみたい方にもおすすめ。

ティンガティンガアーティストさんとの交流も楽しい

ティンガティンガの魅力といえば、見ているだけで元気になれるカラフルでビビットな色使いとユニークな表情の動物たち!

ティンガティンガの他にも、キスマサイ(ナイフペインティング)やアフリカンアートなど、様々な絵画が売られていて、気に入ったものは購入することができます。

(木枠ごと購入すればそのまま飾れて便利。荷物を増やしたくない人は、木枠を外してもらえばクルクル丸めて持って帰ることもできます)

ティンガティンガ以外のアフリカンアートも素敵

また、アーティストさんにティンガティンガの描き方を教えてもらうことも可能!
(私はアーティストさんに直接交渉しました)

絵の具が乾くまでに時間がかかる&アーティストさんが約束した時間通りに準備してくれないことがあるので、長期滞在の方向けのアクティビティかな。

短期滞在の方はご自身の旅程と相談しながら挑戦してみてください!

アートが好きな人、タンザニアならではのお土産がほしい人には必ず訪れてほしいおすすめスポットです!

【観光地】 Makumbusho Village Museum

タンザニアには120以上の民族(有名なもので言うとマサイ)が暮らしているとされていて、そのそれぞれに異なる言語や文化があります。

そんなタンザニアの様々な民族の住居を再現した博物館が、「マクンブショビレッジミュージアム」。

それぞれの住居のそばに設置された立て看板には、どこに暮らす民族か、どんな文化を持っているか、住居の特徴は何か…などなどが英語とスワヒリ語でかなり詳しく書かれています。

使われてる材料や建築方法も全然違って面白い!

タンザニアの民族の多様性が感じられてすごく興味深い!博物館好きな方なら、1時間は余裕で潰せる!

「博物館はすぐに飽きちゃう…」という方も心配ご無用。タンザニア人のダンサーさんによる伝統ダンスのパフォーマンスが見られたり、お土産屋さんがあったり、すぐそばのカフェ兼レストランで休憩できたりと、展示以外もなかなかに楽しい観光地です。

【ショッピング】 The slipway

センスがいいお土産が買いたいなら絶対ここ!というくらいおすすめなのが「スリップウェイ」!

タンザニア発の雑貨ブランドのショップが立ち並ぶショッピングモールで、アフリカ布を使った小物なんかを購入することができます。

アフリカ布「キテンゲ」で作られたネクタイ
「キコイ」と呼ばれるアフリカ布も種類豊富
ばらまき用のお土産にマグネットもいいかも

すべての商品に値札が付いているので、ぼったくられる心配がない&値段交渉のストレスがないのが魅力。

ローカルなところに比べると少し割高なこともありますが、ぜんぜん許容範囲だし何より品質が高い!

中でもイチオシは、身体障害を持つ人たちの社会進出を支援しているという雑貨ブランド、「Neema Craft」のショップ!

外観も可愛すぎ。入り口入ってすぐのところにあります。

オリジナルのテキスタイルを使ったポーチなどの小物がとにかくハイセンス。

外国人がターゲットのモールなので、タピオカドリンクやトルコ料理、タイ料理のお店なんかもあります。

タピオカドリンクのお店
味も見た目もアフリカクオリティではない!ただしタピオカがストローに詰まる

夜は22時くらいまでバーが営業しているので、海を見ながらお酒を飲むことも可能。

帰国前のお土産探しに、ぜひ訪れてほしいスポットです。

【ビーチ】 Coco beach

ダルエスサラーム市内からアクセスの良いおすすめのビーチが「ココビーチ」。上記のスリップウェイ、ティンガティンガ村からも近いので、あわせて訪れるのもおすすめ。

インド洋交易に活躍した三角帆の船「ダウ船」
砂浜をどこまでも歩ける。泳いでる人もいる

正直、海の綺麗さは他のビーチに劣りますが、観光地化しすぎていないローカルの雰囲気がなんとも言えず落ち着きます。

浜辺には焼き魚や串焼き肉のお店が立ち並び、夕日が沈む海を見ながらディナー、なんてことも可能。

夕暮れ時はめっちゃエモい
ココナツジュース、串焼き肉、キャッサバのディナー

「ココビーチ」の名前の通り、ココナツジュースを売りに来るおじさんがいたり、スワヒリ語の曲を弾き語りしてくれるお兄ちゃんがいたりと、現地の人との交流も楽しいです。

ただし、客引きがやや激しいので注意が必要かも。似たようなお店がたくさんあるので、自分がビビッときたお店に入るようにしましょう!

【ビーチ】 Kunduchi Beach

ダルエスサラーム市内では最高ランクであろう綺麗なビーチが「クンドゥチビーチ」です。

ダル中心地からは少し離れている上にザンジバルのビーチには劣るので、ザンジバルに行く予定がある人はわざわざ行かなくてもいいかも。

ただしこのビーチがいいのは、難破船?がビーチに停まっていて、非常に写真映えするということです。

ホテルがビーチに併設されているため、ちょっとランクの高いランチバイキングも楽しめます。

また、ホテルのフロントで予約すれば、ボートで近くの島に連れて行ってもらうことも可能!島からの方が海が綺麗に見えます。

ココビーチと比較すると、こちらはリゾート地といった感じ。ローカルとの触れ合いというよりは質の高いサービスが受けられる、といった印象です。

綺麗なビーチで贅沢気分を味わいたい人には、ぜひ足を伸ばしてほしいスポットです。

アルーシャ

セレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ保護区など、世界遺産に登録されるサファリの要所となる観光都市。

タンザニアの地方都市の中では栄えている方だと思うのですが、ダルエスサラームに比べるとかなり落ち着いています。比較的治安もいいので、安心して街歩きが楽しめます。

また、アルーシャ周辺には日本でも有名な「マサイ」の人たちが多く暮らしています。街を歩くとスワヒリ語ではなくマサイ語が聞こえてくることも…?

ダルエスサラームとはまた違ったディープなアフリカの雰囲気が味わえる街です!

【観光地/ショッピング】 Shanga

「シャンガ」とはスワヒリ語でビーズのこと。その名の通りマサイビーズのアクセサリーやアフリカ布を使った小物、リサイクルのガラス瓶を使用したガエラス製品を制作・販売している工房兼ショップです。

働いているのは、耳の聞こえない人をはじめとするタンザニアの障害者たち。

スタッフさんにガイドをお願いすると、織物セクション、アフリカ布セクション、ガラス細工セクションなどを順番に説明しながら回ってくれます。

「こんにちは」「ありがとう」「いいね」などのスワヒリ語手話も教えてくれるので、職人さんたちと手話を使って交流することもできます。

さらには、自分の好みでアフリカ布とビーズを選んで、オリジナルのネックレスを作ることも可能!

これをつけてタンザニア旅行したらテンション上がること間違いなし

15ドルで作れて、おまけのヘアバンドまでいただいちゃいました!

ショップの中もかわいいアクセサリーや小物がたくさん売られていたので、お土産探しに訪れるのもおすすめ。ちなみに、値札はすべてドル表記でした。

「アルーシャコーヒーロッジ」が併設されているので、コーヒーを飲みながらゆっくりすることも可能です。

【観光地/ショッピング】 Cultural Heritage Art Gallery

シャンガの割と近くにあるのが、アフリカンアートの美術館「カルチュアルヒリテッジ」。

入場無料なのに作品数がかなり多くて見応え十分。お金を使わずに時間が潰せます。

アフリカならではの絵画や彫刻などをたっぷり堪能したあとは、お隣のギフトショップへ。

こちらも商品数がかなり多く、じっくり見ていたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。

正直ローカルのところと比べると値段が相当高い(値札はすべてドル表記)ので、ここではウィンドウショッピングがおすすめ。

ただし、ローカルのところには売ってないような高品質でセンスがいい品物が揃っていることも事実なので、お値段に納得がいくのであればここで買うのも全然アリですね。

ローカルマーケットで手に入るものもたくさんあるので、先にローカルマーケットで買い物してから行くのがおすすめです。

【観光地/ショッピング】 Tanzanite Experience

タンザニアでしか採れない希少な宝石として知られているタンザナイト。せっかく来たんだからタンザナイトも見てみたい!できれば買いたい!という方におすすめなのが「タンザナイトエクスペリエンス」です。

ただのジュエリーショップかと思いきや、タンザナイトについての10分ほどのビデオが上映されていたり、タンザナイト鉱山の様子がお店の中に再現されていて、どうやって採掘するのか、どうやって加工するのかなどをスタッフさんが教えてくれます。

加工前の石も展示されてます。
ひとつのタンザナイトでも、角度によって3種類の色が見られるらしい。

ブレスレットやネックレスなど、タンザナイトのアクセサリーも購入することができます。

お値段は、70ドルくらいから500ドル越えとピンキリ。

キラキラに磨かれたタンザナイトはもちろん高価ですが、磨く前の石を使ったアクセサリー(これはこれで素敵)なら100ドルいかないくらいで売っています。

タンザニア以外では採れない宝石なので、見るだけでも価値がある!?

【ショッピング】 House of Gems

で、タンザナイトエクスペリエンスにタンザナイトを卸しているというマーケットの近くにあるのが、この「ハウスオブジェムス」。

鉱物の展示室とショップがある施設で、展示室はスタッフの女性の方が案内してくれた。

タンザナイト以外の宝石もたくさん展示されていて、「タンザニアってこんなに宝石採れるんだ…」と驚き。

正直展示の内容としてはタンザナイトエクスペリエンスの方が面白かったけど、ショップに置かれてる品物の数はこっちの方が多かった。

真剣に購入を検討している方はこっちにも来た方がいいかも。

若干クオリティが低い(安い)というタンザナイト。それでもこの輝き。
ブレスレット試着させてくれた。
宝石を使ったアクセサリーでこのデザインは珍しい。

また、この施設から道路を渡ってすぐのところに、現地の人がタンザナイトを購入するマーケットがあるらしい。

行ってないから分からないけど、現地の人曰くそこはローカルプライスらしいので、安く買いたい人は行ってみてください。

【観光地/ショッピング】 Sanaa

アルーシャ随一の高級ホテル「グランメリアホテル」に併設されたショップ兼カフェ「サナー」。

「シャンガ」と同様、身体障害や知的障害を持ったタンザニア人の人たちが手作りの工芸品を作っている様子を見学することができます。

職人さんやスタッフさんはみんな優しく、楽しくお話ししながら工房内を見て回ることができます。

ホスピタリティにあふれたガラス職人さん。耳の聞こえない方でした。

ショップには、工房で作られたマサイビーズの小物やアフリカ布のエプロンなどがずらり。

さらにはおしゃれなカフェも併設されていて、マグロやサーモンのポケ丼が食べられます!!

アフリカ布を使ったテーブルセッティング、真似したい…
マグロポケ丼。盛り付けオシャレすぎ!日本の米だとなお良かった。

現地食に飽きてきたタイミングでぜひ行ってみてほしいスポットです。

【ショッピング】 Maasai Market

アルーシャで最大の工芸品のお土産マーケット。

マサイビーズのブレスレットやアフリカ布のポーチ、ティンガティンガ、マサイシュカ(マサイの人が巻いてるチェックの布)など、タンザニアではあるあるのお土産がなんでも揃ってます。

たくさん立ち並ぶショップの店員さんはみんな人懐こく、通ると必ず声をかけてくれるので、現地の人と交流しながら買い物をしたい人にはおすすめ。

注意した方がいいことは、店員さんによっては客引きがかなりしつこいことと、注意しないとぼったくられることです😅

ただ、こちらのマーケットはすべて現地通貨(タンザニアシリング)で値段設定されているので、ぼったくられたとしてもまだ安いです。

まとめ買いすると割引してくれることもあるので、値段交渉も込みでお店の人とのコミュニケーションを楽しみましょう!

ザンジバル

美しいビーチが点在する、タンザニアきってのリゾート地。昔オマーンの首都が置かれていた歴史の影響から、アラブやイスラムの文化を色濃く受け継いでいます。

アラブとアフリカが混在するザンジバル特有の空気感は、大陸部にはないエスニックな雰囲気を感じさせてくれます。

また、ザンジバルは治安がいいことでも有名。タンザニアでは珍しく、夜で歩いても大丈夫と言われています(もちろん注意は必要ですが!)。

世界遺産にも登録されているストーンタウンと美しいビーチを見に、ぜひ訪れてほしいスポットです。

【観光地】 Stone Town

アラブ風の白壁造りの家々が立ち並ぶエリア「ストーンタウン」。ザンジバルの中心地として栄え、お土産屋さんやご飯屋さんが集中しています。

複雑に入り組んだ細い路地がどこまでも続いていて、歩いていると異世界に足を踏み入れたような不思議な気分に。

「ボヘミアンラプソディ」で知られるフレディ・マーキュリー生誕の家を見学したり、2週間で取れるアラブのタトゥー「ヘナタトゥー」に挑戦したり…。

そして夕暮れになったらぜひ、フォロザニ公園に行ってみてください。

インド洋に沈む夕日を見ながら、現地の人たちが夕涼みに訪れるスポット。海にダイブする青年たちもいたりして、かなりエモいです。

そして日が暮れてくると、あたりにはたくさんの屋台が出始めます。シーフードの串焼きや、お好み焼きそっくりなザンジンバルピザ、サトウキビジュースなど、南国リゾートならではのグルメを堪能することができます。

注意しないといけないのは、外国人狙いの屋台なので全体的に高い&野外なのでハエがめちゃくちゃ多いということです😅ハエに関しては、気になる人は屋台じゃなくてお店に入ったほうがいいかも。

【観光地】 Prison Island

ストーンタウンから船に乗っていくことのできる島「プリズンアイランド」。

かつて東アフリカで行われていた奴隷貿易について学ぶことができます。

こんな感じのボートに乗って15分ほどで島に到着。島から見る海は一段と美しいです!

奴隷をつないでいたという鎖の跡などを見ることができ、忘れてはいけないアフリカの負の歴史について考えることができます。

また、この島でおすすめのアクティビティがカメの餌やり! 甲羅に乗れそうなくらい大きなリクガメたちを直接触ったり、餌をあげたりすることができます。

穏やかなまなざしが愛おしい…

ストーンタウンに立ち寄った際にはぜひ足を伸ばしてほしいスポットです。


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