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【椎骨動脈解離:4】 24時間対応の脳神経外科病院の受診と経過観察

2023年12月7日 頭痛が始まる
12月8日〜   市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン系、イブプロフェ
        ン系など)を飲む、マッサージを受ける
12月16日    クリニック受診(MRに空きなし、レントゲンのみ)
12月21日    クリニック受診(MR)右側椎骨動脈解離と診断
        ロキソプロフェン処方、紹介状をもらう
12月25日    紹介状を持って脳神経外科病院受診、経過観察となる
12月31日    頭痛が悪化、時間外に脳神経外科病院を受診
        MR検査にて新たに左側の椎骨動脈解離が発覚
        入院し経過観察(採血、心電図など)
2024年1月1日  MR
1月4日     MR、首エコー
1月6日     採血 この頃から頭痛が治まる
1月11日     MR、採血
1月12日     退院

今回の記録は12月25日まで。

3からの続き。

脳神経外科クリニックにて、「右側椎骨動脈解離」の診断を受けました。
土曜に紹介状を作っていただき、週明けすぐに24時間対応のできる病院を受診することになりました。

自宅から通いやすい立地で、救急対応もしている脳神経外科の単科病院です。100床を超える規模で、救急車が来ているのを見かけたこともあります。以前から存在は知っていたけれど、ちょっと頭が痛いなあ、くらいで受診するのは勇気がいるサイズ感。

月曜の朝に予約なしで行ってしまったせいか少し時間はかかりましたが、紹介状の内容を確認した先生が無理をして検査と診察をねじ込んでくださったようで、どうにか当日中にMR検査と診察を受けることができました。

ちなみにこの頃はあまり分かっていなかったけれど、脳神経外科の受診は意外に時間がかかります。
外来がそれほど混んでいないように見えても、MR検査は20〜30分ほどかかるし、脳出血などの救急患者さんが入ることもある。MRIなどを受ける人が2人いれば、自分の番は早くて1時間後になるのです。

脳神経外科はできるだけ予約をしてから行くのがスムーズかもしれません。

さて、新たに撮ったMRAでも状況は変わらず。紹介先の中山先生も、元の上出先生と同じように「右側椎骨動脈解離」の診断でした。急性期に何も起きなくてよかったですね、とのことでした。

「解離が始まって、すでにある程度の時間が経っていると思われる。
椎骨動脈解離は血管の内側が剥がれている状態で、内側に広がって血管が詰まれば脳梗塞、外側に破れればくも膜下出血が起きる。幸い今はどちらも起きていないので、自然治癒を待ちながら定期的にMR検査をして経過観察。頭痛は痛み止めで対処しましょう。」

といったようなお話を聞きました。

はじまりが正確にいつとは分からないけれど、何となく痛いなと思い始めた12月9日ごろに解離がおきた可能性は大いにあるようです。「後頭部を思いきり殴られたような強い痛み」という都市伝説は、自分の場合は当てはまらないかも。

そして入院の必要はないとのことでした。よかった。

血圧も高くないし、すでに解離が始まってから時間も経っているし、入院せずとも大丈夫という判断。同居家族についてのヒアリングもあったので、血圧が高かったり一人暮らしだったりすると判断が変わるのかもしれません。

解離が自然治癒するのを待つという対処が基本のため、入院をしても解離そのものを治療できるわけではないのですよね。

何か様子がおかしいことがあれば時間外でもすぐ電話をくださいと言われ、ロキソニンをたっぷり処方していただきました。

次の外来診療は1月半ば。それまでに頭痛がおさまっているといいなと思いながら帰宅しました。

帰宅後、本州に暮らしている姉(麻酔科医)に連絡。椎骨動脈解離と告げるととても驚いていたものの、見つかってよかったね、とのこと。その後、脳神経外科医の友人などにもちらっと話を聞いたりしてくれたようです。

団塊世代の両親も姉と近い場所に住んでいますが、とりあえず両親には話さずにおくことにしました。まあ普通に生活できているし、いたずらに心配をかけるだけのような気がするし。

病気のことを話すのって、難しいですね。

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