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【旅の短歌】平渓線・猴硐の猫(台湾)

炭鉱の記憶をとどめているような顔して眠る猴硐(ホウトン)の猫

3年ぶりの海外旅行で台北へ行ってきました。
台北駅から人気のローカル線である平渓線に乗って1時間ほどで、台湾の猫村と言われる猴硐(ホウトン)駅に着きます。

古くは炭鉱のあった街なのだそうです。
少し前まではどうしようもなくさびれていたようですが、かわいい猫がたくさんいるからと世界中から観光客が訪れる観光地になりました。

あいにくの雨であんまり歩き回れないなと思いつつ改札を出ると、さっそく猫。かわいい。
のんびりと暮らしている猫たちはみな穏やかで毛並みもきれいで、大切にされているようでした。

最近はそんなに猫がいないという口コミもあって心配していたけれど、思いのほかたくさんの猫に会えて充分に楽しめました。これで減ったのなら前はどんだけいたの?という感じ。タイミングによるのかな。

さらに駅や街中に猫のオブジェが点在していたり、本物の猫も近くにいたりします。

歌にしたのは、サムネ写真の猫です。
ちょっと自分に似たパネルの隣で眠っているキジトラがとてもかわいくて、起こさないようにそっと写真を撮りました。

めちゃめちゃ無防備な寝顔なのだけど、まるで古い炭鉱のことも何もかも知っているような、そんな雰囲気があるのが不思議。

台湾の猫村、忘れがたい場所のひとつになりました。

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