【百人一首】契りきな(四十二・清原元輔)
契(ちぎり)きなかたみに袖をしぼりつゝ
末の松山なみこさじとは
(四十二・清原元輔)
【解釈】
約束したね。互いに涙で濡れた袖を絞りながら、どんなに大きな波でも末の松山を越えることはないように、私たちの仲もずっと永遠に変わらないものであると。
出典は後拾遺集 恋四 七七〇。
とうに新しい恋へ向かっている彼女へ向かって、永遠に愛するってあんなに泣いて約束したじゃん、なんてつめよる歌です。未練すごい。ちょっとめんどくさい男の人の歌です。
とはいえ詞書には「心変はりてはべ