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中学受験が終わりそう。リアルな心情。


我が家は今日で入試4日目。3日連続不合格でした。明日も受ける予定ですが、ここで気持ちの整理をしたいので、これまでのことを色々書こうと思いました。

偏差値はさほど変わらなかった。

入塾時偏差値40くらい。最後の模試も偏差値40でした。
途中調子がよく最高46、最低は38という結果です。残念ながら一度も50を超えることがなかったです。(我が家の目標でした)

クラスの子で上のクラスからは2~3名は落ちてきました。そこから上に戻る子はあまりいなった。
上のクラスに行った子、こちらも2~3名。
しかしそこからまたすぐクラスが下がる子が多く、上がって居続けることができるのは1~2人くらいかなという感じです。(息子曰く2人2クラスアップしてそのクラスに居続ける子がいたそう)

共働きの勉強サポート

朝の計算、漢字、語句をやるサポート、どこをやるというスケジュールですね。朝は忙しいのでやっている時間は家事をしていましたが、確認しないとわからないものがそのままになっていたり、どこが苦手が把握できないので、確認作業が大変。(のちに息子は掛け算の7と8の段の苦手に気が付き、掛け算特訓しました)毎日仕事の休憩中にチェックしていましたが、途中でしんどくなってきて1週間分週末にまとめてやっていました。

日々の宿題。やることを指定し、帰ってきたらチェック、間違えたところを一緒に解説をみたり、わかりやすいYoutubeを探してをみたり、塾の先生に聞きにったり。これが帰宅後の3~4時間の間に、家事、次男の世話をしながらこなすことがほぼ無理でした。夫の帰りも遅いのですが4年の間は頑張りました・・・。長男の勉強サポート中は次男はテレビ漬けに・・・。これもよくないと思い途中で夫との二人三脚でサポートするようにしました。

テスト対策。これも日々の宿題や授業でやった問題からできていないものをピックアップ。金曜日から土曜日にかけてがっつり勉強して日曜テスト!という感じです。

塾弁。これは在宅勤務でないと大変でした。在宅勤務のためほぼ昼食のついでに夜の塾弁をつくることができたのはラッキーでした。冷凍も使いますし、日々のおかずを小分けして冷凍する自家製冷食も作っていました。ご飯だけでも炊きたてを持たせたいという思い、レンジのあたため加減が難しいので、ご飯は16時くらいに予約炊飯し自分でお弁当箱に詰めるようにしていました。

やはり共働きには厳しいなとやってみて思いました。いや、正しくはやろうと思えばできます。ただ下の兄弟がいない(世話をしなければいけない)、夫とサポートし合えるなど、一定の環境条件があることがまずないと精神的に疲弊します。また、家事育児仕事受験サポートに追われ自分の時間がないことはとても辛く、私は正直なところ、めちゃくちゃあなたは受験にコンプリートしましたか?と聞かれると、「自分のストレスをためないことも大事にしつつやれることは頑張りました!心折れているときもあったけど・・」というのが素直な回答です。そうしないと崩壊しそうでした。

自分の心の健康も大事

子どものことも大事なんですが、やはり自分も大事。これはしみじみ思いました。私の心が疲れたり、状況がよくないと、子どもに怒鳴ってしまったり、ささいなことできれたり、夫にきつくなったり。さらにそんな自分に自己嫌悪になったり。性格もあるかもしれませんが、私はキャパが狭いので、正直仕事と家庭の両立以外の+この受験というのは無理なキャパだったんだなということに途中で気付き、受験のことは夫とシェアすることにしました。

期待と裏切り。自分らしくいること。

2週に一度の頻度のテスト。このテストにむけて頑張って勉強をするのですが、一緒に伴走する分、成績悪かった時のストレスがものすごい(子どもは頑張っているので、子どもにあたることができないストレス。)発散場所がないんですよね。自分のテストなら、また自分が勉強するということで回復できるのですが、自分じゃないのでどうしようもないじゃないですか。。。
この負の気持ちから偽りのポジティブな女優なみの演技。そして見直し、振り返り。この自分の気持ちを押し殺す、、、仕事ではそういうときもありますが、リラックスできる家庭でもそんなことをやらねばならないなんて、、、自分が自分じゃないことが苦しい、どこでも本当の自分でいられないことが私にとってはとても苦しかったんです。

ここまでの乱文をみると、うわ~しんどいって思う方が大半だと思いますが、よかったこともあります。

頭は良くなる、悪くはならない。

勉強はするので頭はよくなったと思います。偏差値に表れないのは、みんなも頑張るし上がるから。この3年で頭は良くなりました。相変わらず学校のテストは凡ミスもありますが、学校の学力テストはあきらかに向上。上位のほうになりました。(算数は苦手なのでやや上位笑)語彙も増えたし、時事問題なんかとても詳しく興味を持つようになりました。計算も難しいものも解けるようになりました。

居場所


塾は息子にとってサードプレイスだったようです。共働きで親が仕事の中、通塾する友達が多い中、学童に通わなくなってくる中学年あたりから、塾があることで新たな人間関係が築けたり、親や親せき以外の大人(塾の先生)に出会えたことは良かったです。長い夏休みも塾のおかげで暇を持て余すことなく生活リズムを崩さずこれました。

結果はともあれ、一つのことに頑張り向き合えたこと。

一度もやめたいとは言わなかった。
今までできないことがあるとやめたい、諦める子でしたが、塾に関しては一度もネガティブな気持ちがなく、苦しさや悔しさを感じながらも楽しかった様子。今までの息子とは違う、明らかに成長が見られました。

埼玉最高

私も夫も地方出身で、通勤が便利そうな埼玉にたまたま住んだだけなんですが、埼玉めちゃくちゃいいです!!というのも、1月受験は合格の数が多いし、合格を勝ち取り、現実行ける距離の学校ということにもなるのです。
都内も通おうといけば行けるので、我が家は1月は安全校、適正校、ややチャレンジ校でうけ、チャレンジ校以外は合格。これでかなり気持ちが楽になりました。

もしダメでも2月まで2週間あるので気持ちの立て直しができます。千葉は男子校がなく20日からなので、やはり埼玉のほうが好条件かと思います。

また、エリアにもよりますが、武蔵野線は千葉、埼玉、東京を往来しているので、以外と通える範囲は多いと思いました。また東京に比べて家賃も抑えられるので塾にあるいていける距離で駅近に住むこともできます。
なにげに公文も東京、神奈川は+500円くらいだし、神奈川はお家も高かった・・・。(最初は神奈川に住みたかったのです)

中学受験をする目的が変わった。

最初はよい学歴をつけたいことが目的でした。私自身学歴にコンプレックスがあります。今思うと自分のコンプレックスを払拭することを求めていたように思います。
今は偏差値が変わらなかった事実があり、今は6年間伸び伸びと良い環境で過ごしてほしい。ということが目的になりました。やはり環境は私立が整っているとは思います。また大学受験を見据えての体制も整っています。

中学受験で私が得たもの

それは、子どもという一人の人間に対して向き合い方です。
中学受験を通して、子どもは思い通りにならない、他人が自分の思い通りになってほしいという気持ちをもつことは意味がないし、誰も幸せにならないことに気が付きました。すごく当たり前のことで今更こんなことに気が付くなんて恥ずかしいのですが、振り返ると、子どもに幸せになってほしいからこうしたほうがよい、自分の方が人生経験が長いのだからこうしたほうがよいと、押し付けがちだったと思います。息子は素直なので比較的受け入れてくれましたが、もう少し息子のことを尊重すればよかったのかも。子どもへの向き合い方って本当に難しい。あと、他人に期待しないこと。でも信じること。うん。本当にそう。

自分がご機嫌になれる環境
イライラが多かった受験。アンガーマネジメントや子育て本をはげるほど読みました。でもいくら読んでも効果は一時的。とことん自分の心に向き合いました。怒りのログをつけてみると、私は部屋が汚かったり家事が滞っていると、どうもイライラしやすいことに気が付きました。今はイライラしたら無心で片づけます。家族にやってほしいと求めず私はひたすら自分のために部屋を整えます。部屋が綺麗で生活がきちんとしていることが自分がご機嫌でいられる環境なんだとはっきり知ることができました。

知らない世界のドアを開ける
そもそも私立中学がない地域で生まれ育ったので、中学受験という世界を知れたこと、経験できたことは大きな財産です。普段は人事の仕事をしているのですが、私立中の学歴を見ると、小さい姿で勉強してきた姿を想像し、胸がきゅっとなる。都会と田舎の違い、こんな小さいときからこんなに違うんだと漠然としました。環境の違いにものすごくいい意味でも悪い意味でもショックを受けました。

マネーリテラシー

塾代、学費のために家計簿をつけたり、シュミレーションをしたり、FP資格も取りました!投資も色々はじめ我が家は大幅に資産を増やすことができました。これは一生ものの自分の財産。お金の不安がなく、かけたいものにお金をかけることができる人生は幸せです。

勉強する楽しさ
息子の勉強をする横で、私もとある資格にチャレンジ。無事合格をしました。10年以上ぶりのガチの勉強は苦しいときもあったけど楽しかった。自分の興味のあることを勉強するのは本当に楽しい。また落ち着いたらもう一つ資格を取りたいです。

やればできる
共働き、両親義両親ともに遠方、次男は幼児。それでも3年間中学受験というものを一応伴走することができました。完璧ではない。でもやろうと決めてできた。やっぱりチャレンジは大事。自分の自信にもなりました。

第一志望不合格かも。でも最高によい気持ちなのは・・・

第一志望は勝ち取れなそう(明日も受験です)だけど。3連敗の後の2月3日、塾に送迎中、思わず私が辛くて息子の前で涙してしまいました。「ママは悔しい。こんなに頑張ってきたのに、なんでだろう・・・」息子はもっと辛いにちがいない、心が折れそうかもしれないのに、、、母親失格かもしれません。そのとき息子が「今日は合格とるし、俺は頑張るよ、ママ泣かないでよ、俺も泣きたくなるじゃん!」と明るく笑顔で励ましてくれたんです。
絶対息子のほうが辛いのに、そんなときに優しく励ましてくれる息子、そして不合格続きでも心を折れずに受け続けてる子。そのとき、この子はどこ行ってもだいじょうぶだな・・・と心の底から思ったのです。これから人生まだまだ続きます。こんな強い気持ちがあればどこであろうと生きていける!と思いました。あと第一希望や偏差値への呪縛もすっと・・・・呪いが解けました。もうあとは本人が思うようにとことん頑張ることを応援したいです。

長くなりましたが、これから受験の皆さん、ささやかにエールを送ります!
甘くないがとことん頑張れっ!

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育児日記

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