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実写版ゴールデンカムイを観よ!

Netflixで映画「ゴールデンカムイ」が配信されているぞ〜〜!!!!

と大声で叫びたい、2024年夏。


漫画の実写化に対して反射的に「やめて」と思ってしまう傾向のある私。
変なオリジナルキャラ出したり、展開すっ飛ばしたり、そもそも主人公の年齢、性別までも改変してしまったり、もはや作品名と設定だけを借りた別物を産み出すモンスターと化していたり。
そんな印象が根強い、漫画の実写化。(多分黒執事と進撃の巨人のせい)

だけど!!ゴールデンカムイは!!原作を大事に大事に作ってくれていて!!素晴らしかった!!

ネタバレってほどのネタバレはしない程度に、ちょっと感想を書かせてほしい。

まず大自然の映像美ね。
雪深い北海道の、美しい静けさをちゃんと見せてくれる。川の撮影めっちゃ寒かっただろうな...。

食べ物も美味しそうなのよね。
グルメはゴールデンカムイの大事な要素なので、チタタプしてヒンナしたくなる鍋に心が小躍りした。これこれ、これを実写で見たかったのよ。

不死身の杉元は原作よりだいぶクールな印象になってて、もう少し獣臭のような野生味があっても良いかな〜と思ったけど、「不死身の杉元」になる前の杉本佐一(過去回想)をちょくちょく挟んでくるので、その頃の面影を感じられてあれはあれで良かった気もする。
山崎賢人氏、この役のために10kg増量したんだとか。そういう努力してる役者さんは問答無用でリスペクト。ありがとう山崎賢人。こんな人気作品の主役を引き受ける重荷を背負ってくれて。
入浴シーンで見えたバッキバキの肉体マジでかっこよかった。私も筋肉質bodyになりたい。

アシリパさんもちょっと大きいけど、精悍な少女感あったし、変顔もしてくれてたし、原作をしっかり読んで役作りしたんだなぁという印象。なんといっても可愛い。かっこいい。
アシリパさん大好きだから、登場シーンでペンライト振った。一人応援上映。

アシリパさ〜〜ん!!!


白石はもう、漫画から出て来ちゃったの?という感じ。コミカルで、自然と笑っちゃうような愛嬌があって。矢本悠馬くん最高でした。白石が画面にいるだけで楽しい。
「お邪魔するぜ」(ヌチャァ)のシーンはセリフ分かってても笑った。
これからどんどん深みを増す、すごく重要なキャラなので、面白いだけじゃない白石にも期待!

そして尾形百之助。私の最推し尾形百之助。
漫画と同じポーズ、構図をやってくれるともう大興奮してしまう。

尾形、今回は出番少なかったけど、これからだから!続編ではもっといっぱい出るから!超楽しみにしているよ。

ペンラの色はピンクよ、当然

ちなみにナレーションの声が、アニメで尾形の声を担当している声優・津田健次郎さんで、開幕早々「尾形じゃん!!!!」って悶えた。そんな、そんな贅沢が許されるのですか?!

あと、土方歳三ね。舘ひろしの土方歳三。

ギャー!って言いながらペンライト点けた

見れば分かる。超かっこいい。刀奪取して馬に乗って走り去るお爺ちゃん。こんなかっこいい老人が居てたまるか。最高だ。

そしてそして。
思わず「鶴見中尉ッ!!」と口走ってペンライトを掲げてしまった、超絶ミラクルキャスティング、玉木宏のご登場。

荒ぶるペンライト。危険人物!キケン!

興奮しまくって顔がずっとニヤニヤしてた。
も〜〜〜ありがとう玉木宏。最高。見てるこっちも脳汁出ちゃうわ。

鶴見中尉のお手に触れる尾形の手もまた美しかった。
推し、これにて退場。

指齧ったり団子の串を人に刺したり、ほんとにヤバい奴なんだけど、なんでしょうこの溢れ出るカリスマ感は。この人に尻尾振ってお供したくなる気持ち、分かっちゃったかもしれない。私の心も掌握して〜!

馬から転がり落ちてダッシュするシーンが原作そのまんまで最高だった。
あの走り方。もう、もう、何度でも再生したい。

谷垣も出番は少なかったけど雰囲気すごく良かったし、月島もなんかすごく背が高かったけど、「はい」のセリフだけでも完全に月島だった。(でもやっぱり欲を言えば鶴見中尉より小さくちょこんとしていてほしい。可愛いから。)

彼らもまだこれからどんどん色濃く物語に絡んでくるキャラなので、今後が楽しみ。
二階堂もめっちゃキモかった(褒め言葉)。キモい人がちゃんとキモくないとゴールデンカムイじゃないからね。これから先も異常者のオンパレードで、どこまで原作に寄せてくるか楽しみ。

あぁそうだ、フチもすごく良かった。漫画から引っ張り出して来たのかってくらい雰囲気あって。
アイヌの集落も丁寧に作られていて、衣装や小道具、舞台美術がちゃんとその時代に馴染む仕上がりだった。変に浮いてる現代っぽいものがあると興醒めしちゃうもんね。

フチに対して「分かったよお婆ちゃん」って言う時の、杉元の優しい眼差しと声がすごくじんわりきた。これを見たら、やっぱ山崎賢人で良かったんだなと思う。今後もっと大胆に弾けてくれることに期待。

あと細かいんだけど、熊穴に杉元が飛び込んだ後の玉井伍長のセリフ、「もういい、撃とう撃とう」が超好き。原作でもこのセリフ好きだったんだけど、言い方が最高でますます好きになった。
このシーンかなりグロいんだけど、カメラワーク工夫してあまりエグく見せないように撮ってたね。

今回の映画、なんと全31巻あるうちの3巻序盤までしか映画化してないという驚きの事実。
アニメでいうと、シーズン1の5話目まで。
え?今シーズン4までありますけど??
どんだけ丁寧に原作準拠で作ってるのよ。

今秋からのドラマで、どこまで映像化するのかな。昨日予告編が封切りされて新キャストも発表されてワクワクが止まらない。
(と言いつつ、まだもうちょっと楽しみを取っておきたいから予告編ちゃんと観てない)

江渡貝くんの素朴なビジュアルめっちゃ良かった。彼と鶴見中尉のシーンすっごく楽しみ。早く玉木宏に「江渡貝くぅぅぅん!!」って叫んでほしい。
「ん猫ちゃん!」「猫ちゃんのようにッ!!」も聞きたい。目覚ましアラーム音に設定したい。

姫(♂)もめっちゃ姫。漫画から連れて来たでしょ。
そして鯉登少尉のキャスティングが未だに謎に包まれていてもどかしい。気になりすぎる。
誰?!誰なのッ??!!
あと、門倉&キラウシが大大大好きなんだけど、まだ出番は遠いんだっけ。今度漫画読み直そう。

映画の終わり、エンドロール流れながらのラストシーンがすっごく好きで、きっと役者同士仲良しなんだろうな。撮影現場楽しかったんだろうな。というのが伝わって来た。こういう愛溢れる作品はね、やっぱり見ていて伝わってくるものがあるし、こちらも楽しいよ。

そんでエンドロールに「井浦新」の名前があって、「え?!いつ出た?!誰??!!」ってなって調べたら、アチャだった。
えーーそりゃ気付かないよーーー
2回目観る時はアチャの顔もっとじっくり見よう。

そんなわけで、大興奮しながら声出してペンライト振って、楽しく鑑賞しました。
細部をもっとよく観たいので、次は原作片手に持ちながら観ようかな。おうち鑑賞の自由さよ。

原作読んだ方も、読んでない方でも、かなり楽しめる仕上がりだったので、ぜひぜひご視聴ください。

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