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GWに車中泊で東北の百名山を回収したOLのレポート

月初のGWに10連休を生成して東北の百名山を回収に行ってきました。
天気との兼ね合いで4/28〜5/5の8日間、百名山5座回収の遠征になりましたが、大自然を満喫してきました。
車中泊をしながら行きたいところに天気を見ていく行く、というちょっとハードな行程だけどとっても自由気ままで贅沢な1週間でした。


0日目 移動(埼玉〜山形県西川町)


在宅勤務を終え車に諸々詰め込み、まずは月山へ登るべく山形県の西川町へと移動しました。移動距離300kmくらい。深夜3時頃西川町の道の駅へ到着しそのまま就寝。外気温は3℃くらいで朝起きたらめちゃくちゃ鼻がつめたくなってました。

旅のお供&宿のハスラーちゃん


1日目 月山登山+移動(山形県西川町〜青森県弘前市)

春スキーがオープンした月山スキー場から山頂を目指すコースで登ってきました。


実は月山にくるのはこれで4回目、一番最初に来たのは多分4歳くらいのとき。夏に来たけど寒くてお腹痛くなって帰った記憶があります。

6歳の時に登った月山

なんだかんだ20年越しのピークハントになりました。まさかこんなフル装備で登頂するとは思ってなかった笑

20年越しの登頂

GWの月山はまだまだ雪山、アイゼンはずっとつけっぱなしで山頂直下の直登はピッケルも使いました。結構な急斜面できつかったけど、休憩で後ろ振り返ると朝日連峰がお出迎えしてくれました。

姥ヶ岳へ続く稜線と朝日連峰

山頂は景色はよかったけど風が強すぎて、休憩もそこそこに下山へ。本当に景色良かったので穏やかなときにまた行きたい笑

リフト降り場にスノボ装備はデポしてピークハントは登山装備のみ、帰りのスキー場はスノボで滑りました。リフトの下り営業はやってないのでスキー場歩いて下山はちょっとめんどくさそうだったので。

月山登山装備

下山後は翌日青森の天気がよさそうとのことで岩木山に登るべく弘前まで移動。350kmくらいかな。日本海側のドライブを楽しみながら向かいました。酒田あたりから見る鳥海山は存在感がすごかった。


2日目 岩木山登山+弘前観光

午前中は天気が良さそう、ということで朝イチで岩木山に登ってきました。


いつか通って見たいと思っていたつづら折りが連続する津軽岩木スカイラインからの登山。リフトの営業は翌日からだったので営業してから登ろうかと思っていたけど天気が悪そうだったのでリフト分も登山しました。

リフト脇は結構急斜面

前日の月山の疲れが残っていてアイゼンつけた足が全然上がらず。。最後の岩場に苦戦しましたが朝イチでカチ込んだおかげでしばらく無人の山頂を楽しめました。山頂の神社で旅の安全をお願いして下山、嶽温泉で2日分の疲れを癒やしました。

山頂の岩木山神社と白神山地方面

温泉出てまだ午後2時くらい+翌日は天気が悪くてレスト予定だったので、観光しようと弘前市街へ。ちょうど弘前城で桜まつりをやっていたので見つつ、アップルパイ屋さんめぐりをしました。翌朝食べる分も買いだめて道の駅で就寝。

アップルパイその1


3日目 竜飛岬観光+移動(青森県青森市〜青森県酸ヶ湯)

朝は雨音で起きました。特に予定もないので昨日買ったアップルパイを朝食に食べながらどこへ行こうかGoogleMapを眺める…
とりあえずずっと行きたかった煮干しラーメン屋さんで朝ラーをキメました。ごくにぼMAX、煮干しが殴ってくるくらい強烈な煮干しラーメンでした。個人的には結構好き。

ごくにぼMAX

その後は竜飛岬へ向かってドライブ、途中から雨はあがったけど風が強すぎて竜飛についたときには20m/sくらいあったらしい。帰りは竜泊ラインのドライブで青森市内へ移動。

竜飛岬にある階段国道

翌日は午後から天気が崩れる予定だったので、午前中に八甲田登れたら登ろう、というくらいの気持ちで酸ヶ湯温泉まで移動しました。寝る前もめちゃくちゃ風強くて車揺れるし、ちょっと雪ちらついてるしで翌日登山は諦めようと思いながら就寝しました。

4日目 八甲田山登山+移動(青森県酸ヶ湯〜岩手県盛岡市)

結局5時前に目が覚めて風もそこまで強くなかった&登山しないのに1日酸ヶ湯にいてもやることないよなあ、ということで登山決行しました。

コースタイムも6時間くらいなので午前中には降りてこれる予定だったし。
八甲田山頂より

八甲田は登山口から山頂直下100mくらいまでずっと雪が残っていたけどツボ足で行けるくらい。でも前日の雨と強風で冬道の目印が吹っ飛んでいて何回か色んな場所を彷徨いました。ソロ+雪山+道ロスト+午後から天気崩れるっていう結構不安になる要素たっぷりだったけど時間にはまだ余裕あるし地図も入れたから落ち着こうって言い聞かせてなんとか下山ルートに合流しました。

どこからが飛ばされてきた冬道の目印

酸ヶ湯温泉の建物見えたときは本当に安心した、地図は絶対持っていこうと思った笑

下山後は酸ヶ湯温泉に入ってすべてをリセット。翌日も天気期待できないので観光しよう、ということで盛岡まで移動することに。200kmくらい。

実は青森〜盛岡は5年前くらいにチャリで4日間かけて走った道なのでとても思い入れがあり、その時とほぼ同じルートで移動しました。ゴールドラインとアスピーテラインを通る渓流と新緑がおいしい道。渓流は前日の雨で激流になってました、5年前も激流だったなあ。
八幡平についた頃には吹雪始めていて、翌日には積雪で通行止めになってました。タイミング良かったなあ笑
5年前に写真撮ったところと同じ場所で写真撮影、乗り物から季節から何もかも変わっててなんか面白かった。

今年の大深沢展望台
5年前の夏の大深沢展望台

盛岡方向にドライブしてると岩手山と桜の木がいい感じに生えている場所があったのでハスラーと写真撮ってみました。

岩手山とハスラー

盛岡で念願のじゃじゃ麺食べて、洗濯もして道の駅で就寝。濃い1日だった。

5日目 盛岡観光

朝起きたら雨が降っていたので二度寝、ハスラーでの車中泊もだいぶ慣れてきました。また朝ごはん食べながらどこ行こうかな〜とGoogleMapを眺める時間。秋田の男鹿半島ツーリングなんかもいいかな、と思ったけど風が強そうで断念。結局午前中は盛岡のスタバでメロンフラペチーノ飲んで、昼過ぎには焼肉と冷麺食べに行きました。
初の一人焼肉、めちゃくちゃ待ったけど美味しかったし〆の冷麺も最高でした。明日の登山も頑張れそう。道の駅に移動して就寝。

ひとり焼肉
〆の冷麺


6日目 早池峰登山+移動(岩手県宮古市〜宮城県石巻市)

今回の東北遠征のメインディッシュ、早池峰山登山。
CT8時間、獲得標高1200mの門馬登山口からのルートで8合目くらいからはしっかり雪道。それでも風も過去一穏やかで山頂でのんびりご飯食べることができました。

早池峰山頂避難小屋と稜線

5合目まではなだらかな林道みたいな道で快適ハイキングでした。
今回は北側からのアクセスでしたが南側の稜線歩きも景色良さそうだったのでまた行きたい。(冬季閉鎖中+くまちゃん出没情報があったのでやめた)

南側の小田越の稜線

下山後は行けるところまで南下して石巻まで移動しました。300kmくらいかな。明るいうちはR45を走って、震災で水没した道路や新しい防波堤を見ながらのドライブ。日が沈んでからは三陸道で移動しました。三陸道はほぼ無料区間なのがいいですね。八戸〜石巻あたりまで無料みたいです。震災後の復興道路っていう位置づけらしいです。

津波で浸水した国道45号

ちなみにこの日からやっと寝る時の気温が10℃前後になりました、起きても顔が冷たくないの嬉しい。。


7日目 移動(宮城県石巻市〜山形県〜栃木県日光市)

朝イチでコバルトラインの展望台から朝日を見て、山形県の祖父母の家へ移動。ちょうど親が帰省するタイミングと被っていたので一緒にご飯食べたり東北で唯一のコストコ行ってお買い物したり、とレストになりました。

コバルトラインの展望台から見た朝日

夜には日光まで移動して就寝。この日も300kmくらい移動したかな。


8日目 男体山登山+移動・帰宅(栃木県日光市〜埼玉県)

GW中最後の晴れ予報の日ということで男体山に登ることに。前日の夜に某先輩に声をかけたら予定空いてたので一緒に登ってくれることに。久々に人と登る登山になりました。

結構混むとの噂だったので二荒山神社が開く朝6時に登山開始することにしました。

男体山は距離の割に標高差が大きいので、東北のなだらかな山に慣れきっていた私の身体は登りで悲鳴を上げていました。

でも標高上げるにつれて中禅寺湖の全体が見えるようになってくるし、森林限界を超えてからは尾瀬や会津駒ヶ岳、新潟の山々も見渡せるパノラマが広がっていてわくわくしました。登りたい山いっぱいあるね。

山頂から見た中禅寺湖

山頂では念願のライブカメラに映り、景色を楽しんで下山。下りが結構急で途中から飽きちゃった。

男体山山頂ライブカメラ

温泉に入ったあとはペニーレインでお昼ごはんを食べて帰宅しました。ペニーレインのパンは何食べても美味しいですね。


まとめ

今回のGW遠征の移動距離は
車 2300km
登山 30kmでした。

かかった費用は
ガソリン代 18000円(実燃費21km/lくらい)
道路代 1500円くらい(基本下道で、津軽岩木スカイラインだけお金払った)
宿泊費 0円(オール車中泊)
+食費、お土産代くらいでした。

長期間一人でこんなにぶらぶらしたことなかったので、何より楽しかったしリスク管理を含めてとても貴重な経験になりました。次の大型連休は九州とかに行きたいですね。


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