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「職場のハラスメントを未然に防ぐ!具体的なアクションプラン例」

北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。

私は、北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。

今年の3月に、それまで約30年勤めた勤務先を退職して、4月に社会保険労務士として開業したのですが、3月までの勤務先において、ハラスメント相談に関わる部署にも3年半ほど在籍し、それ以外の部署でもハラスメントに関わることがありました。

ですので、これらの経験を活かして、ハラスメントで悩む人を少しでも減らしたり、悩みを軽くすることができればと思っています。


具体的なアクションプラン例

職場でのハラスメントは、従業員の士気や生産性に重大な影響を及ぼします。
ハラスメントが発生すると、企業の評判を損ない、最悪の場合、法的なトラブルに発展することもあります。
私が約30年にわたり前職で人事労務管理を担当してきた経験から、ハラスメントを未然に防ぐ具体的なアクションプランの例を挙げてみます。

第一に、「ハラスメント防止のための教育・研修」を導入します。
従業員全員がハラスメントについて理解し、適切な対策を取るためには、教育が不可欠です。
研修では、ハラスメントの定義や事例、対処法を具体的に説明し、全員が理解できるようにします。
研修を定期的に行い、最新の知識を提供することも重要です。

第二に、「匿名相談窓口の設置」を推進します。
ハラスメント被害を受けた従業員が安心して相談できる環境を整えるために、匿名で相談できる窓口を設置します。
専門知識を持つ担当者が対応することで、被害者が安心して相談できるようにします。
例えば、匿名のオンライン相談システムを導入することで、相談者のプライバシーを保護しながら問題を早期に発見することができます。

第三に、「ハラスメントポリシーの明文化と周知徹底」を行います。
ポリシーには、ハラスメント行為の具体例、禁止事項、処罰の内容、相談窓口の設置場所と連絡先を明記します。
従業員に対して定期的に周知し、理解を深めることで、ハラスメントの発生を防ぎます。
例えば、ポリシーを社内イントラネットや掲示板に掲載し、全員がアクセスできるようにすることで、透明性を確保します。

第四に、「定期的な職場環境の評価と改善」を実施します。
職場環境の評価を定期的に行い、問題点を洗い出して改善策を講じます。
これにより、ハラスメントの発生を未然に防ぐことができます。
例えば、従業員アンケートを実施し、職場環境に関するフィードバックを集めることで、具体的な改善策を導入することが可能です。

第五に、「管理職のリーダーシップ」を強化します。
管理職が率先してハラスメント防止に取り組む姿勢を示すことで、組織全体の意識が高まります。
管理職が従業員の声に耳を傾け、適切な対応をすることで、信頼関係が築かれます。
例えば、管理職向けのハラスメント防止研修を導入し、リーダーシップスキルを向上させることで、従業員の信頼を得ることができます。

ハラスメント防止は、全員の協力が必要です。
継続的な教育と改善を通じて、健全な職場環境を築くための具体的なアクションプランを実行しましょう。
この投稿が、少しでも皆様の職場の改善に役立てば幸いです。
ハラスメントのない職場を目指して、共に努力していきましょう。

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