厚生労働大臣会見概要（令和6年9月20日）
北海道在住の鶴木貞男＠コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の武見厚生労働大臣の定例会見について要約してみました。
武見大臣会見概要（令和6年9月20日）
1. 結核・呼吸器感染症予防週間
「結核予防週間」を「結核・呼吸器感染症予防週間」とし、9月24日から実施。咳エチケットや手洗い、換気の徹底、さらに秋冬にはインフルエンザと新型コロナの定期接種を呼びかけています。
2. コンゴへのワクチン供与
エムポックスの感染が拡がっているコンゴ民主共和国に、日本は痘そうワクチン300万回分を贈与。
これは、必要量400万回分に対する大きな貢献となります。
3. 国連総会ハイレベル・ウィークへの出席
9月22日からニューヨークでの国連総会に出張。
UHCに関するイベントや「グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ」に関して基調講演を行い、WHOや世界銀行のトップと会談予定です。
質疑応答
4. 長崎の被爆者体験者の訴訟
長崎県知事や市長が総理に控訴断念を求めました。
大臣は総理から合理的解決策を早急に調整するよう指示を受けており、対応を進めている段階です。
5. 臓器移植の体制改革
移植医療のあっせん機関や移植希望者登録施設の複数化を検討中ですが、結論の時期は未定。迅速に進める方針です。
6. 家政婦に関する労災訴訟
東京高裁が家政婦の労災を認めた判決について、大臣は国の主張が受け入れられなかったことを認識。
判決を精査し、関係機関と協議して対応を進めます。
7. マイナ保険証の利用問題
カードリーダーの不具合が発生しても、マイナンバーカードの資格情報画面で対応可能と説明。
トラブル時の対応策を周知し、安心して利用できる体制を整えます。
8. 新型コロナワクチンの安全性
製薬会社の社員がワクチン販売に反対する書籍が話題ですが、武見大臣は科学的知見に基づきワクチンの安全性を確認しており、引き続き情報収集に努めるとしています。
9. 1958年の海上保安庁船の被ばく事件
当時の資料は存在しないため、現時点で新たな確認は予定されていません。
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