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2014年8月の記事一覧

ナタリーの大山さんとのイベント

ナタリーの大山さんとのイベント

本日、代官山蔦屋書店で、ナタリーの大山卓也さんに話をうかがうイベントに出ます。大山さんがこの本を出しことを記念するイベントですね。

『ナタリーってこうなってたのか』

ということで、このところしばらく、何を聞こうかなと考えているんですよ。大山さんって自分のことを語らないひとなんですよね。それどころか、「自分自身が言いたいことはなにもない」ということを、本のなかでもそうですし、インタビューなどでも

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金沢

金沢

金沢にいってきました。はじめて訪れたのですが、この街を大好きなひとがたくさんいるのがわかったような気がします。街全体がとても美しくて、お酒もご飯もおいしくて、ほんとうに素敵な場所でした。

街というのは、人々があつまるプラットフォームですよね。美しい街をつくると、みんなの美観がそこを基準にするようになります。街中の景色だけではなく、市場の魚や野菜の陳列さえ美しいと思いました。21世紀美術館もすばら

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自信なんてないよ

自信なんてないよ

新しいことをやっているひとは、自信がないのが普通なんだと思う。

たとえ平気な顔をしていたとしても、びくびくしながら、えいやっと足を踏み出している。これはどんなにすごいひとでもいっしょだ。「いや、自分はいつも自信を持ってやっている」というひとがいるとすると、無理のない範囲のことをやっているだけだろう。

ぼく自身ももちろんそうで、新しいことをやるときは、不安でいっぱいだ。しょうがないからめいっぱい

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最初のお客さま

最初のお客さま

昨日、顧客の範囲が広がるほどすごい、という話を書いた。

1.自分が顧客
2.上司が顧客
3.会社が顧客
4.消費者が顧客
5.社会が顧客
6.人類が顧客

1が多すぎのままじゃまずいよね、という話で、プロフェッショナルは4以降だろうという話だった。

で、もう少し続きを書いてみたい。

きのうと逆に見えることを書くけど、じつは1はすごく重要だ。いや、1がないとはじまらない、というほうが正確かな。

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顧客はどこまで広がるのか?

顧客はどこまで広がるのか?

「仕事とはなにか?」ということをひとことで言うと、「お客さんの役に立つこと」と言えると思う。ドラッカーも「まず顧客からはじめよ」といっていたけれど、仕事の定義からすると当たり前のことと言ってもいい。

でも、わざわざそんなことを言っているのは、みんな忘れそうになるからだろう。当たり前のことのはずなのに、なぜそうなるのか。「顧客」というものに、ものすごく幅があるのが、大きな理由だと思う。

分類する

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お化けが怖いひと

お化けが怖いひと

お化けが怖いひととそうでないひとがいますよね。ぼくは後者のほうで、まったく怖くないんです。たぶん情緒のどこかが欠けているのだと思うのですが、だからホラーもののコンテンツを十分に楽しめてない気がしています。

もちろん、お化け屋敷とかで、突然、なにかが出てきたりしたら、驚くということはあるのですが、存在自体が怖いということがないんです。周囲に話を聞いてみると

1.怖いから見ない
2.怖いけど見る

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80年代前半のマイコンの選び方問題

80年代前半のマイコンの選び方問題

村上福之さんのブログを読んだ。本題とはあまり関係ないんだけど、80年代前半のパソコン選びについて書きたくなった。

1980年代前半、家電各社がいろんな規格のパソコンを出していて、あのとき、どれを買うかはすごく重要だった。ぼくが買ったマシンはNECのPC-6001という機械だった。

すがやみつるさんの『こんにちはマイコン』という名著に影響されて選んだのだが、メジャーになりそこねたマシンだった。パ

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小さな花火大会

小さな花火大会

この週末、帰省しています。ぼくの実家は新潟市の郊外にあって、(40年前の)新興住宅地と農村のさかい目にあります。その近くで、数年前から花火大会が始まっています。昨日の夜、ちょうど雨があがっていて、その会が開催されました。

もともと大手の花火師のもとで働いていたひとが、このあたりの実家に帰ってきて、そのひとが数年前にはじめたのだそうです。地域の花火大会とはいえ、最大号数は4号というなかなか立派なも

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向田邦子さんの本

向田邦子さんの本

小学生のころ、親の書棚にあった向田邦子さんの本を読むようになった。『父の詫び状』『眠る盃』『霊長類ヒト科動物図鑑』『無名仮名人名簿』『夜中の薔薇』などを気に入って、何度も繰り返して読んでいた。

向田邦子さんの文章は、とても読みやすくて、わかりやすい文章だ。だから、小学生のぼくでも読めた。あっさりした、さわやかな、おもしろい文章を書くひとだなあ、というイメージで読んでいたと思う。

でも、大人にな

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つけで本を買うこと

つけで本を買うこと

自宅の書棚にあった『村上朝日堂』をなんとなく手にとった。村上春樹さんの初のエッセイ集で、最初の単行本は1984年に発行された(ちょうど30年前!)。そのとき村上春樹さんは35歳。

そのなかに、子供のころ、近所の書店で「つけ」で本を買うことができたという話がある。お父さんが書店に話をしてくれて、お金を払わずに本を買うことができたのだ。代金は月末とかに、親がまとめて精算するのだろう。

じつは、ぼく

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動画の没入感について

動画の没入感について

動画を見ているときの没入感について考えた。おもしろい動画をみているとき、心配ごととか、悩みとか、いろんな感情が一時的に消えてしまうことがある。テレビがこれだけ強いメディアなのは、だからだろう。テレビを見ているとき、ひとはさえない日常から解放されるのだ。

なぜ動画はそんなに強いのかといえば、コンテンツの持つ情報量が圧倒的だからだろう。フルHDだと1920×1080のフルカラーの画像が毎秒30コマと

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企画書をつくった

企画書をつくった

ひさしぶりに、企画書を書いた。自分の会社で新しくなにかをするときは、とりあえずはじめてしまうことが多いので、企画書まではつくらない。まずは試してみることが大事だからだ。

企画書というのは、他の人を、ある「企み」に巻き込みたい時に書くものだ。今回、書いている企画は、これまでにまったくやったことがないことを、まったく組んだことがないひとたちといっしょにできないかな、ということで書いたものだ。

うま

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詩の時代、かもしれない

詩の時代、かもしれない

このところ、詩人の菅原敏さんのライブによく行ってます。cakesにも登場していただいたことがあって、くわしくはここを見てほしいんだけど、菅原さんは、やたらとかっこいい詩を、とにかくかっこよく朗読する。

菅原さんが朗読する様子は、キザすぎる感じもして、最初は笑えたりするんだけど、見ているうちにめちゃくちゃかっこいいなと思えてくる。ライブののときに客席を見ていると、最初は斜に構えて笑っているひとたち

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移動について思うこと

移動について思うこと

不動産屋の店先に張り出してある賃貸情報を見るのが好きだ。ちょっとランチで外出したとき、別の駅に移動したとき、出張先や旅行先などでも、ついつい見てしまう。とくに引っ越す予定はないんだけど、この街にはどんな人が住んでいて、どんな生活をしているのかな、ということが気になるのだ。

ぼく自身、引っ越しはそれなりにしてきている。田舎から横浜に出てきて、大阪に行って、東京で就職して、都内の別の街に引っ越して…

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