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小さな花火大会

この週末、帰省しています。ぼくの実家は新潟市の郊外にあって、(40年前の)新興住宅地と農村のさかい目にあります。その近くで、数年前から花火大会が始まっています。昨日の夜、ちょうど雨があがっていて、その会が開催されました。

もともと大手の花火師のもとで働いていたひとが、このあたりの実家に帰ってきて、そのひとが数年前にはじめたのだそうです。地域の花火大会とはいえ、最大号数は4号というなかなか立派なものでした。

ぼくは、実家の近くの田んぼが開けたエリアで見たのですが、周囲にいたひとは100人くらい。ほかの場所からも見ている人もあわせて、観客はぜんぶで2000人もいないんじゃないかなと思います。そういう意味では、かなり小規模な大会です。

でも、人混みはないし、かなり近くで打ち上がるので、満足度はそうとう高いのです。つっかけをはいてちょっと家から出て、ビールを飲みながら見る感じの気軽さで、大きな花火大会とはまたちがったよさがあります。

話を聞くと、数万円くらいからスポンサーとして名を連ねることができるそうです。打ち上げる時に名前を放送してもらえるらしいのですが、結果、みんな知り合いの人や近所のお店ばかりがスポンサーとして出てきます。

コミュニティのサイズと関与の度合いは、ひとの幸せを大きく左右するのだなと思います。ローカルとグローバルの時代と言われますが、納得感のあるできごとでした。

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